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2010年9月21日 (火)

『わが友マキアヴェッリ 2』/塩野七生

塩野七生の『わが友マキアヴェッリ 2』を読んだ。『わが友マキアヴェッリ』は有名な政治思想家マキアヴェッリの生涯を通してフィレンツェ共和国の存亡を描いた塩野さんの力作で、その第2部では「マキアヴェッリはなにをしたか」というテーマで、フィレンツェ共和国の第二書記局書記官に就任したマキアヴェッリの活躍ぶりが描かれる。

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ノンキャリアでありながらフィレンツェ共和国の外交官となったマキアヴェッリはめきめきと頭角を現し、次々と共和国の重責を任され、やがては時の共和国大統領の懐刀と呼ばれるまでになる。

マキアヴェッリといえば政治思想家として知られ、僕も外交官をやっていたなんて知らなかったが、国の中枢を担いながら、決して仕事バカであったわけではなく、実に人間味あふれる人柄が描かれている。マキアヴェッリの怖そうなイメージからすればちょっと意外な感じがするけれど、読んでいてそのあたりがなかなかおもしろかった。

第2部の最後では、政変による権力闘争に巻き込まれたマキアヴェッリが公職から追放されるところまでが描かれるが、第3部では公職を失ったマキアヴェッリが政治思想家としてどのように生きていくかが描かれる。楽しみだ。

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