旅行記

2013年11月18日 (月)

倉敷へ

昨日(11/17)は、夫婦ふたりで倉敷へ行ってきました。

晩秋の倉敷美観地区を一日かけてゆっくりと散策。たまにはこういう旅行もいいものだ。

古い町並みが残った倉敷は、まさに「商店街まるごと美術館」だ。

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こんな魅惑的な床屋さんや

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こんな門構えの商店がたくさんある中に、

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こんなモダンな商店もあっておもしろい。

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そして、こんな路地裏にも惹かれるものがある。

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また、こんな洋風建築物や

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中国銀行の立派な洋風建築は見応えがある。半円の窓枠はアールヌーボー調で、大正ロマンを感じさせる。

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再び路地裏、実は好きなんです。

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こんな看板も味わいがあります。

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こんな町並みを歩くのは何とも魅力的です。

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造り酒屋のユニークな門構え。

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町並みのすぐ上には七五三参りの親子連れ。

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こんな旅館にも一度は泊まってみたい。

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こんな石段や

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こんな石段には生活感があって、どこか懐かしく感じられます。

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古い町並み、まったく見飽きることがありません。

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呉服屋さん、風情がありますなぁ。

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しつこく路地裏。実はマニアなんです。

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中には古い商店を改装したトラットリアもあったりして、和とイタリアのミスマッチが新鮮だったりする。

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近代化遺産と古い日本家屋との路地裏。たまりません。

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日本近代化遺産、アイビースクエア。ここも趣は異なりますがとても魅力的です。

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ベンチに座ってコーヒータイム。古にタイムスリップ。

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続いて、江戸時代に逆戻り。倉敷美観地区といえばやはりこの風景。

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そして今、倉敷といえばこの人。

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この眺め、いいですねぇ。

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紅葉も見られました。

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カフェ・エルグレコの蔦も紅葉してました。

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2012年5月 6日 (日)

岡山・鳥取旅行 その2

【5月4日(金)】

午前5時起床。「やま幸」さんの駐車場はとても広くて、しかも静かだったので、昨夜はぐっすりと車中泊できた。お湯を沸かしてコーヒーとスープとパンの朝食をササッと済ませ、我が家の奥さんと長女が宿泊している岡山駅前のホテルに向かう。

午前6時、合流。岡山市から鳥取市の鳥取砂丘へと向かう。ゴールデンウィークの鳥取砂丘は渋滞するって聞いていたのだけど、朝、時間が早いからか、道路は渋滞もなく順調に流れていく。

しかし、岡山市を出るときにはきれいな晴れ空だったのに、北へと向かい、岡山県の津山市に入った頃から急に空模様が怪しくなってきた。そして、鳥取県に入った頃からはとうとう雨が降り始めた。昨夜の天気予報どおりだ。

午前9時過ぎに鳥取砂丘に到着。ここまで渋滞はなかったものの、砂丘前の駐車場はすでに満車状態。すごい人出だ。何とか駐車場に駐車し、雨の中、「砂の美術館」へと向かう。

「砂の美術館」は、2006年から砂の彫刻「砂像」を展示している鳥取砂丘の新しい名所で、今年4月、砂像を展示する美術館としては世界初となる、屋内展示施設を整備してリニューアルした。

リニューアルにあわせて、現在は「砂で世界旅行・イギリス」展が開催中で、それをテレビで見た我が家の奥さんが是非見に行きたいと言い、また、テーマがイギリスとあっては、イギリス大好きな僕も行って見なければならぬということで、ゴールデンウィークの岡山・鳥取旅行とあいなったのだ。

午前9時30分、砂の美術館に到着すると、すでに長蛇の列。結局、入場までに1時間ほど並んだ。

で、砂の美術館、実際に目にしての感想は「素晴らしい」のひとこと。非常に精緻に造形された砂像を目の当たりにすると、これが砂と水だけで造られていることがまったく信じられない。そして、石像とは違い、砂の持つ独特な温かみが感じられて、とてもいい感じだ。

<↓傘を差し、ブルドックを連れた典型的なイギリスの人々>

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<↓ロンドン・ブリッジ>

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<↓ダブルデッカー>

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<↓大英博物館>

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<↓クイーン・エリザベス>

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そして、「素材が砂であるため必ず最後は崩れてしまう砂像は、その時、その場所でしか観ることが出来ず、その儚さが砂像の美しさでもあり、魅力なのです。」という説明書きのとおり、まさに砂上の楼閣ともいうべき儚さが僕たち日本人の感性に訴えかけてくるように思う。

<↓シェイクスピア>

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<↓ニュートン>

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<↓ダーウィン>

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<↓クイーン・エリザベスⅡ世>

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<↓ウィンザー城>

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<↓館内の様子>

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砂の美術館を1時間あまりかけて見て回り、その後、鳥取砂丘へ向かうが、外は強風と大雨。傘を差しても傘が壊れてしまうほどの強風で、ずぶ濡れになってしまう。残念ながら、ゆっくりと砂丘を見ることはできなかった。

<↓風雨が荒れ狂う鳥取砂丘>

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その後、鳥取港海鮮市場「かろいち」へ。鳥取砂丘から車で10分ほどの距離だけど、案の定、時間も時間なので道路が渋滞し、しかも駐車場は満車で、なかなか止められない。

やっと駐車し、海鮮レストランへ向かうが、ちょうどお昼時。ここも長蛇の列。それでも30分ほど並ぶだけで昼食にありつけた。

<↓海鮮市場かろいち>

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日本海の海鮮をふんだんに盛った海鮮丼と海鮮ちらしを食べたが、どちらも新鮮でとてもおいしかった。値段が安いのもいい。

<↓上:海鮮ちらし、下:海鮮丼>

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帰りには「さざえ」と「こはだ」を箱買い。こちらも安くて大満足。

<↓海鮮市場の様子>

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<↓さざえとこはだを箱買い>

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2日目、鳥取砂丘が大雨だったのはちょっと残念だけど、盛りだくさんで楽しい2日間の旅行になったのだ。

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2012年5月 5日 (土)

岡山・鳥取旅行 その1

先日の北アルプス遠征に引き続き、ゴールデンウィーク後半は、家族で岡山・鳥取旅行へ行ってきました。

【5月4日(金)】

朝早く松山市を出発し、高速道路で一路岡山県倉敷市へ。2時間ちょっとで到着。まずは、倉敷市に新しくできた三井アウトレットモールへ。

ゴールデンウィーク中の大人気スポットということで、午前9時過ぎには多くの人々が訪れ、開店待ちの状態。駐車場も、早くからかなりの車が止まっている。

午前10時のオープンとともに、我が家の奥さんと長女は次から次へとショップめぐりのスタート。僕と長男はその後ろをゾロゾロと着いていくばかり。

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僕の目的は、アウトレットモールの中にあるモンベル・ショップとマムート・ショップ。モンベル・ショップの方は、一般的なモンベル・ショップとほとんど同じ内容。一部、アウトレット商品が置かれていた。

マムート・ショップの方は、近隣に専門のマムート・ショップができたのは初めてじゃないかと思うが、アウトレットとはいえ、マムート製品はさすがにちょっとお高くて、まだまだ手が届きません。

かわりに、ブルックス・ブラザーズ・ファクトリー・ストアがあったので、のぞいてみると、確かに安い。思わずシャツを1枚お買い上げ。

昼食は、岡山のB級グルメとして有名になっているらしいデミカツ丼。デミグラスソースとカツの取り合わせはそれなりに味わいがあるのだけれど、カレー好きの僕にはカツカレーの方がいいなぁ。

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昼食後は、アウトレットモールから歩いて美観地区へ。学生時代の4年間を岡山で過ごした僕は、それこそ倉敷の美観地区は何度も訪れたことがあったのだけど、今回はホント久しぶり、ほぼ四半世紀ぶりくらい。

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まず、訪れている人たちの多さにびっくり。昔もそれなりに観光客がいたのはいたが、これほど多くの観光客が訪れてはいなかったように思う。従来からの観光スポットに隣接して、人気のショッピングスポットができた相乗効果だろうか。

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美観地区の古い街並みは昔のまま。学生時代には、用がなくてもこのあたりをブラブラと歩き回るのが好きだった。この雰囲気、佇まいは昔とまったく変わらない。

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その後、岡山市へと移動し、後楽園へ。後楽園に来るのもホント久しぶり。

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時間が遅かったので、すでに日が傾きかけていたけれど、静かな後楽園の雰囲気がとても良かった。美しい庭園を眺めながら、ゆっくりと散策していると、なんだかとても贅沢な気持ちになってくる。

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夕食後、奥さんと長女は宿泊先のホテルへ。僕と長男は今夜は車中泊、温泉施設「やま幸」へと向かう。やま幸の営業終了時間午後11時30分まで、ゆっくりと温泉で時間を過ごし、そのまま駐車場で車中泊させてもらった。静かでぐっすりと熟睡できた。

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2011年5月 8日 (日)

奈良・京都旅行3日目(2011.5.5)

【5月5日(木) 晴れ】

今回の奈良・京都旅行も3日目、最終日だ。

車中泊した「ガレリア亀岡」は、夜間に車の出入りがほんどなく、静かでぐっすりと眠ることができ、とても快適な車中泊となった。午前6時起床。朝からいい天気で、50台近くの車中泊の人たちも、それぞれの行動を開始していた。午前8時に近くのビジネスホテルに宿泊している僕の奥さんと娘を迎えに行き、そのまま京都市内へと向かう。

〔銀閣寺〕

まずは息子のリクエストで、銀閣寺へ。朝の早い時間で渋滞もなく亀岡市から40分ほどで銀閣寺周辺に到着したのだけれど、駐車場の位置がわからないまま狭い住宅街の道を走行していると、偶然に民間の駐車場を見つけ駐車することができた。

世界遺産の銀閣寺は、京都のお寺の中でも僕がもっとも好きなお寺のひとつだ。国宝の銀閣の落ち着いてたたずまいも好きだし、侘びさびを感じさせる枯山水の庭園も好きだ。ちょうど開園直後の人の少ない時間帯だったので、とても静かで落ち着いた雰囲気の中、ゆっくりと見て回ることができ大満足だ。

<↓入口から入ると目の前に銀閣が>

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<↓落ち着いた庭園>

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<↓国宝 東求道>

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<↓展望所からのながめ>

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<↓銀閣のベスト・ビュー>

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<↓真っ赤なつつじと銀閣>

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〔鈴虫寺〕

今回の旅行の最後は、娘のリクエストで鈴虫寺へ。鈴虫寺のことを僕は知らなかったのだけど、願い事が叶うお寺として知られているそうで、若い女性やカップルでいっぱいだった。

午前10時過ぎに到着すると、長い石段にはたくさんの人が並んで待っている。その列がいっこうに進まないので尋ねてみると、一度に100人ほどの人たちが講堂に入ってお話を聞くので、それまで待っていてくださいとのこと。

<↓鈴虫寺の石段>

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30分ほど待って講堂に入ると、お寺の名前にもなっている鈴虫の鳴声が賑やかに響き渡っている。その中で、30分あまりお坊さんの話を聞いた。独特の語り口で、おもしろおかしく、とてもありがたい話を聞かせていただいた。

<↓講堂へ>

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鈴虫寺はもみじも有名だそうで、新緑と紅葉のもみじがとてもきれいだった。

<↓鈴虫寺のもみじ>

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以上で今回の寺社めぐりを終え、帰路についたが、心配された渋滞も下り車線ではほとんどなく、順調に帰ることができた。帰りの道中では、各地のサービスエリアに停まり、それぞれの場所の名物品を買ったり食べたりで、これもなかなか楽しくて、自動車旅行の醍醐味じゃないかと思う。

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2011年5月 7日 (土)

奈良・京都旅行2日目(2011.5.4)

【5月4日(水) 晴れ】

車中泊の朝は早い。空が明るくなり始めた4時過ぎには目が覚める。周りに泊まっている車中泊の人たちも順次起き始め、中にはいち早く出発していく人たちもいた。

バーナーでお湯を沸かし、コーヒーとスープを作り、パンの朝食を食べる。早朝の心地のいい空気の中で食べる朝食のおいしいこと。

観光地の観光客が少なく、また道路の渋滞も始まっていない早朝の時間帯から行動を起こすため、朝食が終わるとすぐに車内を片付け、午前6時に「針テラス」を出発し、奈良方面へ引き返す。

〔興福寺〕

早朝のため渋滞もなく車はスムーズに進み、30分ほどで奈良県庁に到着。県庁隣の県営駐車場に駐車(1回1000円也)。まずは、境内に自由に入れる興福寺へ向かう。世界遺産興福寺は藤原一族の氏寺として栄えた寺で、鹿のいる公園を抜け、境内に入ると巨大な五重塔が目に入ってくる。高さ50.1m、実に堂々とした立派な塔で、国宝に指定されている。

<↓興福寺五重塔>

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五重塔の隣には同じく国宝の東金堂。こちらも大きな立派な建物だ。

<↓東金堂>

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興福寺といえば国宝の阿修羅像が有名だけど、残念ながら時間が早すぎて国宝館はまだ開館していないため、今回は見ることができなかった。

〔東大寺〕

興福寺からそのまま歩いて東大寺へ。東大寺が開館する午前7時30分ちょうどに入場。まずは鎌倉時代建造の巨大な国宝南大門が目に入る。左右には運慶・快慶作の金剛力士像が。

<↓東大寺南大門>

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<↓運慶・快慶作の金剛力士像>

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境内に入ると、さらに巨大な国宝大仏殿が目に飛び込んでくる。世界最大の木造建築物だ。その中に入ると、大仏が鎮座している。穏やかで優しい大仏の表情を見ているうちに、何だかとても落ち着いた気持ちになった。

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〔唐招提寺〕

東大寺を出ると車にもどり、西の京へ向かう。唐招提寺の大きな駐車場に駐車し、世界遺産唐招提寺へ。唐招提寺は、759年、唐から来た鑑真が開いた寺だ。

樹木に囲まれた境内には国宝の金堂や講堂、宝蔵などが静かにたたずんでいる。天平文化を象徴する建物である金堂の屋根は美しく反り返り、京都の寺社とは異なる独自の文化と美が感じられる。

<↓国宝の金堂>

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<↓周辺を散策 新緑が美しい>

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<↓鑑真が唐から伝えた「けい花」が満開>

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<↓天平文化の象徴 唐様の屋根はまさに天平の甍>

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建物の周りにある樹林や庭も美しく、ゆっくり歩いて見て回ると心が洗われるようだ。

〔薬師寺〕

唐招提寺からそのまま歩いて薬師寺へ。世界遺産薬師寺は、ほとんどの建物が再建されたものだけど、680年に創建された東塔が現存し、日本でもっとも美しい塔と言われているそうだ。この有名な薬師寺東塔は一見すると五重塔に見えるけれど、実は三重塔だそうだ。

<↓薬師寺東塔 日本で最も美しい塔とも言われている>

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<↓左に東塔、右に再建された西塔、中央は再建された金堂>

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〔吉野本葛天極堂奈良本店〕

昼食は再び奈良公園にもどり、吉野本葛天極堂奈良本店で葛うどんを食べた。吉野の本葛が入った手延べうどんは、とても上品で繊細な味わいでおいしかった。

<↓あたたかい葛うどん>

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<↓冷たい葛うどんのセット>

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〔平等院〕

昼食の後、奈良を後にして京都へ。世界遺産宇治の平等院へ向かう。車で1時間30分ほど、午後3時過ぎに到着するも駐車場が満車状態。なかなか入れない。やっと入ることができたが、鳳凰堂内の見学は人数制限のため残念ながらできなかった。

<↓世界遺産宇治平等院鳳凰堂>

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平安文化を象徴する平等院鳳凰堂。湖面に映った優美な姿はまさに極楽浄土を思わせるものがあった。

〔ガレリア亀岡〕

平等院を出るといい時間になったので、本日の宿泊地、亀岡市にある道の駅「ガレリア亀岡」に向かう。宇治市から1時間ほど。僕の奥さんと娘は近くのビジネスホテルが取れたのでそちらへ宿泊、僕と息子のふたりで車中泊2泊目。

「ガレリア亀岡」も大きな道の駅で、温泉施設があることから車中泊に適した場所として知られている。午後6時過ぎに到着すると、すでに50台以上の車が到着、車中泊の準備をしていた。

<↓ガレリア亀岡>

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温泉に入り、午後10時にシェラフにもぐり込む。ここは昨日の「針テラス」以上に静かで、快適な車中泊になった。

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2011年5月 6日 (金)

奈良・京都旅行1日目(2011.5.3)

今年のゴールデン・ウィークは5月6日も休んで6連休。1000円高速も間もなく終了するとのことなので、家族4人で車に乗って奈良・京都へ2泊3日の旅行に行くことにした。

【5月3日(火) 曇り】

松山市から奈良市へ車で順調に行けば4時間半ほど。朝、6時過ぎに家を出発。松山自動車道、高松自動車道と順調に進んで行くが、徳島県が近づくにつれ徐々に渋滞が始まる。淡路島を通り、兵庫県に入っても渋滞は続き、結局、予定よりも2時間半ほど余計に時間がかかり、午後2時に奈良の法隆寺に到着した。

〔法隆寺〕

僕と僕の奥さんは法隆寺へ行くのは初めて。法隆寺といえば日本の世界遺産第一号。今回の奈良旅行でもっとも訪れたい場所だ。

法隆寺周辺には民間の駐車場がたくさんあり、近場の駐車場に駐車。500円也。5分ほど歩くと、立派な中門が見えてきた。

この中門、飛鳥時代の建立で国宝。左右には日本最古の金剛力士像が立っている。

<立派な中門(国宝)>

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<↓左右には日本最古の金剛力士像>

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中門を左に回って境内に入ると、有名な金堂と五重塔がすぐ目の前に。金堂は、680年ごろに建てられた世界最古の木造建築物として知られている。もちろん国宝。均整がとれて美しく、堂々としたたたずまいが印象的だ。

<↓法隆寺金堂(国宝)>

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金堂のすぐ隣に建つ五重塔は、飛鳥時代に創建の日本最古の塔で、国宝。高さは31.5mもある。

<↓五重塔>

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こうした建築物が1300年以上も前に建てられ、以来、この場所にこうして建ち続けていると思うと、非常に感慨深いものがある。

<↓五重塔と金堂>

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境内を東に抜けると、池のそばには「柿くへば鐘がなるなり法隆寺」、正岡子規の有名な句碑があった。

<↓正岡子規の句碑>

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その後、大宝蔵院で玉虫厨子や百済観音像など貴重な文化財を見る。百済観音像の姿には思わず手を合わせてしまうような美しさがあった。

最後に夢殿へ。夢殿は、聖徳太子を偲んで739年に建てられ八角円堂の建物で国宝。もう少し小さい建物かと思っていたが、意外に大きい建物だった。

<↓夢殿(国宝)>

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法隆寺をゆっくり見学していると午後4時を過ぎてしまった。予定では、この後、薬師寺と唐招提寺へ行くつもりだったけれど、渋滞に巻き込まれ到着が遅れたこともあり、時間が遅くなったので、今日の観光はこれで終わりにして、本日の宿泊地へと向かう。

<↓法隆寺周辺の路地>

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〔針テラス〕

本日は、国道24号(名阪国道)の針インター近くにある道の駅「針テラス」に宿泊。今回の旅行は急きょ決めたためホテルの予約ができず、道の駅で車中泊することにした。そして、いろいろ調べてみると、奈良ではこの「針テラス」が車中泊のオススメの場所みたいになっていることがわかった。

国道24号を奈良から名古屋方面へ30分ほどの場所にある「針テラス」は、500台を越える大きな駐車スペースを誇る規模と、充実したショップやレストランがあることに加え、車中泊をするうえでもっともうれしいことに、温泉施設が併設されている。

車中泊するには、車の出入りが少ない、温泉施設前に駐車するのがいいとのことなので、その場所へ行ってみると、午後5時過ぎなのに既に20台近くの車が停まり、車中泊に備えていた。

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僕たちも、その場所の端を確保し、まずはショップや施設を見て回ることに。道の駅にしてはいろいろなショップやレストランが非常に多く、充実していた。

その後、夕食。どうせ車中泊するのなら、子供たちにテント泊の気分を味わわせようと、登山用バーナーでお湯を沸かし、アルファ米の登山食にした。意外なおいしさに喜んでいた。

そして温泉。露天風呂もある充実した温泉で、ぬめりのある湯質が肌に心地いい。湯上りもすべすべでサッパリしていて気持ちがいい。車中泊するには最高の温泉だ。

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午後9時過ぎ、シュラフにもぐり込む。確かにまわりは静かだ。夜中に車の音で何度か目が覚めたけれど、まずまず快適な車中泊だった。

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2008年4月 2日 (水)

屋久島旅行記④

<屋久島旅行4日目:平成20年3月23日(日) 雨>

屋久島旅行もいよいよ最終日。朝6時30分起床。外を見ると天気予報どおりの雨。1ヶ月に35日雨が降ると言われる屋久島に来て4日目にして初めての雨なのだから本当にラッキーというしかない。しかも、今日はもう登山ではなく、おみやげを買って滝を見に行くだけなので、多少の雨なら支障はない。

ホテルで最後の朝食を食べ、荷造りを終え、8時にホテルをチェックアウト。車で宮之浦にある屋久島観光センターのおみやげ市場とそのすぐ隣にある屋久島ふるさと市場に行き、おみやげを買う。屋久杉の箸や、昨夜ホテルで食べておいしかったさば節、おかし類を買った。

その後、「大川の滝(おおこのたき)」へと向かう。島の南西部にある「大川の滝」までは、宮之浦から車で1時間半ほどかかる。朝から降っていた雨は小降りで、降ったり止んだりしていたが、安房を過ぎたあたりからかなりの大降りとなり、時にはワイパーを最速にしなければならないくらい激しく降るときもあった。

それでも「大川の滝」に到着した頃にはちょうど小降りになっていたので、傘をさして滝つぼの近くまで見に行くことができた。「大川の滝」は落差約88mと、滝が多い屋久島の中でも最大級の滝で、日本の滝100選にも選ばれている。ゴツゴツとした岩肌を多量の水が流れ落ちる姿はまさに豪快そのもの。雨の中をわざわざ見に来ただけの甲斐はある。屋久島の大自然の雄大さを改めて実感させられた。

「大川の滝」を後にして、安房へ戻る途中、予定では昨日、行くはずだった海辺の露天風呂に寄った。有名な露天風呂は「平内海中温泉」だけど、この温泉は干潮の前後数時間しか入浴できないが、ちょうど時間的に合わないため、その近くにあるもうひとつの露天風呂「湯泊温泉」に立ち寄った。

「湯泊温泉」は、湯泊の磯に湧く開放的な露天の温泉で、海辺にあるが満潮時でも入浴ができる。しかも、駐車場や更衣室まで整備されているのが魅力だ。駐車場に到着して磯の方を覗いてみたが、雨が降っているためか誰もいない。ここには足湯もあるので、足湯だけでもと思い、入浴料1人100円を払い、傘をさして磯に行ってみる。屋根つきの足湯、つい立のあるメインの露天風呂「浜湯」があり、さらに海に近い岩場には混浴の海中温泉がある。雨に濡れながら足湯に入ってみたが、お湯はちょっとぬるめだ。足湯に入っていると、温泉大好き人間の血が騒ぎ出し、どうしても露天風呂にも入らずにはおられなくなり、更衣室で裸になり、露天風呂に駆け込んだ。どうせ雨で濡れるのだから同じことだ。大雨が降っているうえに、お湯が少々ぬるいものの、ほのかな硫黄の匂いがするお湯はすべすべで気持ちがいい。そして何よりも海辺の露天風呂のこの解放感はたまらない。雨に濡れながら海辺の露天風呂を満喫した。

温泉を後にし、安房まで戻ると11時過ぎだ。安房港の近くにある「屋久どん」というレストランでちょっと早めの昼食を食べることにした。有名な屋久島うどんを食べたが、さば節がたくさん入り、出汁がよくきき、とてもおいしかった。「屋久どん」は大きなガラス窓を配したオーシャンビューの素晴らしいロケーションのレストランなのだけど、このときは大雨が降っているうえに、風もかなり強くなり、まるで激しいスコールのようだった。窓の外を眺めながらふと「トッピーは出るのだろうか」と不安がよぎったが、それが現実のものとなった。

出航1時間前の12時30分にレンタカーを返すため、その少し前に安房港へ行ったところ、乗客らしき人が一人も目につかない。おかしいなぁと思い、チケット売り場へ行くと、悪天候のため、安房港発のトッピーは欠航し、代わりに宮之浦港から出航するとのこと。すぐに宮之浦港へ向かえばまだ間に合うとのことだったので、レンタカー返却場所へと向かう。レンタカー事務所に行くと係の人が待っていて、ここで返却しなくてもいいので、そのまますぐに宮之浦港へ行ってください。車は宮之浦港に乗り捨てたのでかまいませんとのこと。お礼を言って、宮之浦港へ急ぐ。30分ほどで宮之浦港に到着。レンタカーを乗り捨て、トッピーの窓口へ行くとすでに多くの乗船客でごったがえしている。何とか間に合って、予定どおり午後1時30分発のトッピーに乗船することができた。

屋久島から鹿児島までのトッピー船内、鹿児島から小倉までのJR車内はひたすら眠り続けた。やはり疲れ果てていたのだ。午後9時55分小倉港発の関西汽船に乗り、お風呂に入りすぐに爆睡、翌24日の午前5時に松山観光港着、6時前に自宅へ戻り、今回の屋久島旅行は無事に終了した。

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2008年3月31日 (月)

屋久島旅行記③

<屋久島旅行3日目:平成20年3月22日(土) 晴れ>

屋久島旅行3日目は、昨日の縄文杉登山に引き続き、屋久島のもうひとつのメインコースである「白谷雲水渓(しらたにうんすいきょう)」のトレッキングだ。「白谷雲水渓」は、映画「もののけ姫」のイメージの元になったことで知られる「もののけ姫の森」が有名だが、屋久杉と照葉樹が混成した森林、積み重なる大岩と豊富な水が織り成す渓谷美、それらが一面のシダ類やコケ類で覆われた原生的で神秘的な森だ。

標準コースタイムは4時間とのことだけど、今回は「もののけ姫の森」からさらに「太鼓岩」まで登ることにしたので、往復6時間のコース計画を立てた。ホテルのある宮之浦側にあり、入り口まで車で30分ほどとのことなので、朝も少しゆったりめの計画にした。

午前6時起床。今日も見事な晴天だ。ホテルで朝食を食べ、7時45分ホテル発。昨夜、電話で予約を入れておいた「島むすび」で島むすび弁当(600円)を購入。2段になった立派な弁当だ。そのまま引き返し山道を「白谷雲水渓」へと向かう。午前8時過ぎに到着。

トイレを済ませ、軽く準備体操をして「白谷雲水渓」へ入る。入り口にある管理棟で協力金300円を支払いパンフレットをもらう。係の人にどこまで行く予定かと聞かれたので、太鼓岩までだと答えると、今日は午後から曇りの予報なので、太鼓岩まで登るのならまずこのまま直行し、帰りにいろいろな場所を見るようにした方がいいとのアドヴァイスをもらったので、そのとおりに予定を変更して太鼓岩をめざす。

「白谷雲水渓」に入るとまず、白谷川沿いの大岩の上を登っていく。岩の間を流れる急流を眺めながら進んでいくと「さつき吊橋」に出る。これを渡って白谷川の対岸に行くと楠川歩道に入る。緑が美しい森の中をアップ・ダウンしながら進む。ところどころで沢を渡る。大自然の中を歩くのはとても気分がいい。そのまま進んでいくと「白谷小屋」へ到着。トイレ休憩をとる。たくさんの人たちが休憩していた。

しばらく休憩し、「もののけ姫の森」をめざす。上り坂が続きけっこうキツい。20分ほどで「もののけ姫の森」に到着。たくさんの人たちで賑わっている。木々も岩も一面がまさにモスグリーンの幻想的な世界だ。苔むした岩や木々を眺めていると、もののけたちのイメージが湧き起こってくる。とってもイマジネイティブな雰囲気に満ちた空間だ。

団体さんたちの多くはここで引き返していたが、僕たちはさらに先へと進み、30分ほどで辻峠に到着。ここまでの道は途中にたくさんの見所があるが、登り道がずっと続いてなかなかハードだ。辻峠で3人分ザックをひとつにまとめ、残りの2つのザックは辻峠に置いておき、「太鼓岩」をめざす。

辻峠から「太鼓岩」まではかなり急峻な登山道だ。枝にマークされたテープを目印に、一歩一歩登っていく。かなりハードだ。15分ほどで「太鼓岩」に到着。「太鼓岩」の上に立つと圧倒的な視界が開ける。残念ながら、すでに雲がかかっていて、山々の山頂は見えない。それでもこの高度感と解放感は本当に素晴らしい。ここまで苦労して登ってきた甲斐があるってもんだ。しばらく休憩し景色を楽しんでいたが、次々に人々が登ってくるので、30分ほどで「太鼓岩」を後にする。

辻峠に下り、弁当を食べる。島むすび弁当はボリュームもあるし、とてもおいしかった。20分ほど休憩し、下山開始。白谷小屋までには来た道をそのまま引き返す。白谷小屋でトイレ休憩を取った後、今度は来た道とは違う原生林歩道を歩いた。原生林歩道は急なアップダウンの続くけっこうハードなコースだけど、苔むす石や美しい清流、二代くぐり杉、奉行杉、二代大杉などの屋久杉と見所も多く、何ヶ所も足を止めシャッターを押しながら時間をかけて歩いた。

「さつき吊橋」まで戻ってきたので、今度は弥生杉歩道に入り、「弥生杉」をめざす。緑の木々が美しい樹林のなかを歩き、木製階段を登りきったところで「弥生杉」とご対面。推定樹齢3000年、樹高26m、胸高周囲8.1mの巨大な屋久杉で、縄文杉や紀元杉とともに「森の巨人たち」とも呼ばれている。「弥生杉」も根っこの部分が踏まれ、木の勢いが弱ってきているとのことだけど、デッキの上から縄文杉よりは近くで見ることが可能で、その圧倒的な存在感は格別だ。デッキの上に寝転んで、見上げた「弥生杉」からはやはり悠久の時の流れの中でそこに在り続けたものの神々しさが感じられた。

「弥生杉」を後にして「白谷雲水渓」の管理棟に戻ってきたのが午後3時30分。予定より1時間30分近く遅れ、結局、「白谷雲水渓」に7時間もいたことになる。アップダウンのあるコースがけっこうキツかったうえに、昨日の縄文杉登山の疲れが足に残っており、また、美しく神秘的な原生の森の景色を何度も何度も足を止めて見ていたため、予想外に時間がかかった。

「白谷雲水渓」を出ると、安房方面へと向かい、「千尋(せんぴろ)の滝」と「トローキの滝」を見に行った。水の島としても知られている屋久島には有名な大滝がいくつもあるが、「千尋の滝」、「トローキの滝」ともにとても素晴らしい眺めの滝だ。特に、巨大な一枚岩の岩盤を流れ落ちる「千尋の滝」には圧倒された。滝を見終わるとホテルへ戻り、夕食のあと、風呂へ入り、帰り支度をして熟睡した。

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(本日の実登山時間:4時間38分 歩数:18,910歩)

ホテル「田代別館」発7:40→「白谷雲水渓」入り口8:10着~8:25発→「さつき吊橋」9:00→「白谷小屋」9:50着~10:00発→「もののけ姫の森」10:20着~10:25発→「辻峠」10:50→「太鼓岩」11:05着~11:25発→「辻峠」11:40着~昼食~12:05発→「もののけ姫の森」12:30着~12:35発→「白谷小屋」12:40着~12:48発→「二代くぐり杉」13:10→「奉行杉」13:44→「三本槍杉」14:00→「さつき吊橋」14:45→「弥生杉」15:00着~15:10発→「白谷雲水渓」入り口15:30着~15:50発→「千尋の滝」17:20着~17:50発→「トローキの滝」18:00着~18:30発→ホテル着19:10

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2008年3月30日 (日)

屋久島旅行記②

<屋久島2日目:平成20年3月21日(金) 晴れ>

午前3時20分起床。屋久島2日目は、今回の旅行のメイン・イヴェントともいうべき縄文杉登山だ。ホテル内ではすでに物音がしていて、僕たちよりも先に起床した人たちも多いみたいだ。昨夜、荷物の準備は済ませておいたので、身支度だけを済ませホテルのフロントへ。すでに20人くらいの人たちが集まっていた。昨日、朝食を弁当に代えてもらうようにお願いしておいたので、3人分の弁当を受取り、午前4時にホテルを出発。

外はまだ真っ暗だ。幸いなことに、同じホテルから車が2台出発したので僕はその後を着いて走った。宮之浦から安房までは道路もよくて走りやすいが、安房からの山道は真っ暗なうえにカーブが多く走りづらいが、先行車の後を走れるのはとても助かった。丸い月が西の空で明るく輝いていて、今日もいい天気に違いない。

途中までは昨日行ったヤクスギランドへの道路と同じだ。40分ほど走ると、荒川三叉路に到着、右折して荒川登山口へ向かう。さらに狭くカーブが多い林道を15分ほど走ると荒川登山口に到着した。荒川登山口には駐車スペースが20台ほどしかないので、早めに到着しないと路上駐車をしなければならなくなると聞いていたが、何とまだ午前5時前だというのにすでに路上駐車しなければならない状態になっていて、誘導員が駐車スペースに誘導してくれた。あたりはまだ真っ暗闇だけど、すでにたくさんの人たちであふれかえっていて、荷物を整理したり、準備体操をしたり、朝食を食べたりしている。僕たちは、車内で昨夜、朝食用に買っておいたパンを食べ、出発に向け準備を整えた。出発前にトイレに行くと、たくさんの人たちが並んでいてかなり待たなければならなかった。

午前5時30分、登山開始。まわりはまだ真っ暗闇だ。ヘッドランプの明かりを頼りに登山口へと向かう。すでに多くの人たちが歩いているので、その集団の後をついて歩く。まずはほぼ平坦なトロッコ軌道上を約7kmほど歩くことになる。歩き始めてすぐに鉄橋を渡るが、まわりが真っ暗なので恐怖心はない。ガイドツアーの団体さんが何組か道を譲ってくれ、僕たちが集団の先頭を歩くこともあったが、しばらく歩くと前を行く集団に追いついた。そんなことを繰り返しながら30分ほど歩き、午前6時頃になると夜が明けてきて、少しずつ明るくなりはじめた。

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午前6時15分に小杉谷小学校跡に到着。ここはかつて屋久杉伐採に従事した人たちが住んでいた集落の跡地で、最盛期には133世帯540人が住んでいたというが、屋久杉の伐採が禁止されてからは閉鎖され、広い小学校跡地は往時の暮らしぶりがしのばれる。ここで5分ほど小休止。たくさんの人たちがここで朝食を食べていた。

午前6時30分頃にはすっかり明るくなり、鳥のさえずりが聞こえるようになってきた。空を見上げると晴天、今日もきっと素晴らしくいい天気になることだろう。明るくなったので、まわりの景色を楽しみながらトロッコ軌道をひたすら歩き続ける。楠川分れの手前に、新しくトイレが設置されていたので、ここでトイレ休憩。その後も歩き続け、予定より10分ほど早く、午前7時50分過ぎに大株歩道入り口に到着した。2時間20分ほどで7kmのトロッコ軌道を歩いたことになる。いいペースだ。

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大株歩道入り口にはきれいなトイレが整備されていて、ここで小休止。座る場所もないくらいたくさんの人たちでごった返していたが、ここから先は本格的な登山道となるので、水分を補給し、軽食を食べた。

午前8時過ぎに大株歩道へ入る。いきなり急峻な坂道が出迎えてくれる。登山道に入るとさすがに人々のペースも遅くなり、なかなか自分たちのペースで登れなくなる。道を譲ったり、譲られたりしながら登り続けると、30分ほどで「翁杉」に到着。先を急ぐことにし、そのまま通り過ごし、5分ほどで有名な「ウィルソン株」に到着した。

「ウィルソン株」は300~400年前に切り倒された巨大な屋久杉の切り株で、推定樹齢は2000年、胸高周囲は13.8m、切り株の内部が巨大な空洞になっていて入ることができる。中に入ってみると、株の中とは思えないほどの広いスペースで、内部には泉が湧き、そのそばに祠が祭られている。巨大な屋久杉の切り株の中という特別な場所は、何だかとても厳かな雰囲気が漂っていた。

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「ウィルソン株」で10分ほど休憩した後、再び登り始める。ここから先はさらに急峻な登山道が続き、ハードな道のりになるとのことで、ここにザックを置き、身軽になって登る人たちもたくさんいた。僕たちはザックの中に昼食用の弁当を入れているので、そのまま背負って登った。急峻な登り道には木の階段が設けられているのだけど、これを登るのがとてもキツい。我慢しながら一歩一歩登り続ける。

30分余りで「大王杉」に到着。さすがにキツかったので、ここで10分ほど休憩。青空に向かって真っ直ぐに伸びる「大王杉」の雄姿を眺めながらたくさん水を飲む。ここまで来れば「縄文杉」ももう少し。あと30分ほどの距離だ。

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再び登り始め、5分ほどで「夫婦杉」を通り過ぎ、最後の急で長い木製階段を登りきると目の前には「縄文杉」が!樹齢は7200年とも言われ、樹高25.3m、胸高周囲16.4mのその巨大な「縄文杉」は、圧倒的な存在感と神々しいまでの雰囲気をまわりに漂わせ、ただそこに存在していた。7200年という気が遠くなるような長い時間、ただそこに「在り続けた」「縄文杉」からは、7200年分の時の重さがひしひしと伝わってきて、何ともいえない緊迫感が僕の心に迫ってきた。やがてそれは大きな心の震えとなり、圧倒的な感激と感動で僕の心と全身が包まれた。それは一生のうちにそう何度も味わうことのできない素晴らしい体験だった。荒川登山口から片道10km、苦しい山道を4時間30分をかけて歩いて来た者だけが味わうことのできる素晴らしい経験だった。

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「縄文杉」は人々が根っこを踏まないように木製のデッキが設けられているが、そのデッキの上はとてもたくさんの人たちであふれていて、まるでどこかの観光地のようだ。しかも、次々と後続者がやって来ている。いつまでもデッキの上を占拠しているわけにもいかないので、「縄文杉」からさらに奥にある「高塚小屋」へと進む。10分ほどで到着。

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「高塚小屋」は無人の避難小屋で、その周辺はちょっとした平地になっているので、ここで昼食の弁当を食べた。ホテルで朝食に代えてもらった弁当は、早朝弁当屋「島むすび」の弁当で、お腹が減っていたのでとてもおいしかった。ここで30分ほど休憩、トイレも済ませ午前10時40分過ぎに下山開始。予定よりも50分ほど早いペースだ。

もう一度「縄文杉」にご対面。デッキの上は、先ほどよりもさらに多くの人たちで賑わっている。その多くは、ガイドツアーの団体さんたちだ。ガイドさんたちが、今日の登山者は記録的な大人数だと話しているのが聞こえた。人々の間を縫って、デッキの最先端でもう一度「縄文杉」を見た。何度見ても圧倒的な姿だ。たぶん、もう二度と対面することはないだろうと思いながら、心の中で「いつまでもお元気で!さようなら」と話しかけて、「縄文杉」を後にした。

降り道は登りよりは楽だけど、続々と登って来る人たちに道を譲るため、なかなか思うように進めない。ザックは軽くなっているけれど、体の疲労はたまってきている。登りときは先を急いでどんどん登ってきたのだけど、下りるときは途中で足を止めて何枚も写真を撮影した。「ウィルソン株」で30分ほど休憩し、大株歩道入り口には午後1時30分過ぎに到着した。下山開始は予定より50分ほど早かったにもかかわらず、大株歩道入り口に帰ってきたのは予定より5分ほど遅くなっていた。ここから先はまた長いトロッコ軌道の始まりだ。その前にここで20分ほど休憩し、水分補給や行動食を食べて元気を奮い立たせた。

帰り道のトロッコ軌道の7kmはほんとうにしんどかった。何ヶ所かきれいな景色に足を止めシャッターを押したが、それ以外は単調なトロッコ軌道が続くだけ。歩いても歩いてもトロッコ軌道が続いた。それでもただひたすら歩き続け、午後4時30分、ようやく荒川登山口に無事帰還した。出発から11時間、長い長い道のりだった。路上駐車していた車のほとんどはもうすでにいなくなっていた。どうやら僕たちはかなり遅いペースで帰ってきたようだ。しかし、往復20km、11時間の縄文杉登山を終えて、体は疲れきったけれど、大きな達成感と満足感を味わうことができた。

荷物を片付けて車でホテルに戻り、お風呂の後に夕食。今日もとても豪華でおいしい食事に大満足。疲れていたので午後10時には熟睡した。

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(本日の実登山時間:8時間43分  歩数:39,662歩)

ホテル「田代別館」発4:00→「荒川登山口」5:00到着~5:30発→「小杉谷学校跡」6:15着~6:20発→「楠川分れ」6:50→「大株歩道入り口」7:53着~8:06発→「翁杉」8:22→「ウィルソン株」8:29着~8:38発→「大王杉」9:15着~9:27発→「縄文杉」9:55着~10:05発→「高塚小屋」10:15着~昼食~10:44発→「縄文杉」10:55着~11:05発→「大王杉」11:57→「ウィルソン株」11:48着~13:12発→「大株歩道入り口」13:39着~13:55発→「楠川分れ」15:05→「小杉谷学校跡」15:30着~15:45発→「荒川登山口」16:38着~16:50発→ホテル「田代別館」18:00着

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2008年3月29日 (土)

屋久島旅行記①

年度末で何かと忙しく、なかなか記事を更新できなかったのだけど、今日は久しぶりに更新します。

3月19日から24日まで、僕と僕の奥さん、そして小学生の息子の3人で5泊6日(うち2泊は船中泊)の屋久島旅行へ行ってきました。旅行から帰ってからというものずっとあわただしい日が続いたので、何だかずっと以前の出来事のような気もするが、今思い出してもとても素晴らしい旅行だった。

そこで、今日から何回かにわたって今回の屋久島旅行記を書いてみようと思う。まずは第1日目から。

<屋久島旅行1日目:平成20年3月20日(木)>

3月19日の午後9時55分発、松山から小倉行きの関西汽船に乗船。大学生たちはもう春休みが始まっているからか、あるいは明日から連休という人が多いからか、船はかなりたくさんの人たちが乗っている。翌朝が早いため、風呂に入って早々と眠った。

翌20日、午前4時過ぎに船内放送で目が覚める。午前5時に小倉港着。船内で前日に買っておいたおにぎりの朝食を食べた。その後、下船しJR小倉駅までタクシーに乗る。小倉駅からリレーつばめ、新幹線つばめを乗り継ぎ、9時20分に鹿児島中央駅に到着。タクシーで鹿児島港へ移動し、10時20分発の高速船トッピーで屋久島へ向かう。トッピーはほぼ満席状態だ。この便は種子島を経由する便だったため乗船時間は2時間40分もかかった。時間が長かったうえに、海が荒れていて揺れがけっこう強かった。僕と子供は船中で鹿児島中央駅で買った駅弁を食べたのだけど、僕の奥さんは船酔いのため昼食は食べられなかった。

予定どおり午後1時に屋久島の安房港に到着。屋久島の地に立つ。昨日までの雨は止み、暖かい晴天だ。レンタカー会社の人が出迎えに来てくれていて、事務所までレンタカーを受取りに行く。レンタカーはトヨタのヴィッツ、小型でとても運転しやすく、屋久島の山中の狭い道路でも取り扱いやすくて助かった。レンタカーを借りるとそのまますぐに安房から「ヤクスギランド」へ向かった。

「ヤクスギランド」は安房から西へ16kmほど山中に入った標高1,000m前後の場所にあり、歩道が整備され屋久島の森や屋久杉を手軽に散策できるスポットだ。明日の縄文杉登山に向けたエクササイズを兼ねて、まずはこの「ヤクスギランド」で屋久杉に対面することにしたのだ。30分コース、50分コース、80分コース、150分コースが整備されているが、時間の都合で50分コースを散策することにした。

道路沿いの駐車場に車を停め、登山靴に履き替え、入り口で協力金300円を払い、ヤクスギランドに入る。観光バスで来た団体さんたちと一緒になったので、途中まではガイドさんの説明を横で聞きながら同行させてもらった。

ヤクスギランドに入って最初に対面する屋久杉が「千年杉」だ。そもそも屋久杉とは、屋久島の標高500m以上の山地に自生するスギのうち、樹齢1000年以上のものだそうで、樹齢1000年未満のものは小杉と呼ばれるとのこと。「千年杉」は樹齢が1000年以上ではあるが、詳しい樹齢は不明、また、樹高や周囲長も未計測だそうだ。初めて目の当たりにした屋久杉は、青空に向かってまっすぐに伸びた姿に、何だかとても厳かなものを感じさせられた。

荒川橋のたもとを左折して、緑の森の中をしばらく進むと「仏陀杉」に到着。太い幹にたくさんのコブが隆起した姿が仏陀の顔に見えることから「仏陀杉」と呼ばれるこの縄文杉は、推定樹齢1800年、樹高21.5m、胸高周囲8mの巨木で、その幹の姿がとても印象的だ。根が踏みつけられないように木の前にデッキが設けられているが、仏陀杉の内部は空洞化が進み、衰えてきているとのこと。

美しい谷や木漏れ日が美しい緑の森を眺めながら歩を進め、「双子杉」や「くぐり杉」に対面し、出口に出た。ゆっくりと歩き、何度も立ち止まって写真を撮影したりしながら散策したため、50分コースを歩くのに結局70分以上もかかった。まっ、初めての屋久杉とのご対面はそのくらい感動、感激が大きかったってことだ。

ヤクスギランドからホテルへと向かう。ホテルは宮之浦にある「田代別館」、ヤクスギランドからだと車で1時間ちょっとかかる。途中、ナカガワスポーツというお店でレインスーツをレンタルした。午後6時前にホテルに到着。お風呂に入った後、夕食を食べる。今回の旅行は登山がメインなので、ホテルは寝るだけと思っていたのだけど、地元の食材を使った夕食はなかなか豪華でとてもおいしかった。特に揚げ立てを食べさせてもらった「とびうおのつけあげ(さつま揚げ)」はとてもおいしかった。

明朝は3時過ぎに起床するため、夕食後、準備を整えると午後9時過ぎに就寝した。

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