音楽

2014年12月 9日 (火)

Best Always

大滝詠一のベストアルバム『Best Always』がようやく手元に届いた。

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昨年末に急逝した大滝詠一。

その長いキャリアを俯瞰するようなベストアルバムとして今月リリースされた『Best Always』。

CD2枚組みに収録された全35曲は、まさにまさに大滝詠一のベスト・オブ・ベストというべき内容だ。

大滝詠一を敬愛し、リリースされたすべてのCDを持っている者からすれば、収録曲はどれも聞き慣れた曲ばかりだけど、改めてベスト盤として聞いてみると、大滝詠一というアーティストの素晴らしさを思い知らされる。

どの曲も好きな曲ばかりだけど、今回のベスト盤で僕がもっともうれしかったのはシリア・ポールとのデュエット曲「The Very Thought Of You」が収録されたことだ。

アルバム『NIAGARA FALL STARS』の収録曲で、このアルバムがリリースされた僕が高校生だった頃に非常にお気に入りの曲として愛聴していた思い出の曲なのだ。

これまでCDには収録されたことがなくて、僕はLPレコードで持っているだけだったので、待ちに待ったCDリリースなのだ。

シリア・ポールのドリーミーな歌声と大滝詠一のベルヴェット・ヴォイスの絡み合いといったら最高だ。

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2013年10月20日 (日)

THE BOXER

サイモン&ガーファンクル、僕が中学生の頃からずっと愛聴し続けているんだけれど、数ある彼らの名曲の中で僕がもっとも好きな曲といえば、「The Boxer」。

まず歌詞が最高に素晴らしい。そして、メロディ、演奏、歌唱とすべてが文句なしに素晴らしい。ポール・サイモンのソングライター、メロディメーカーとしての才能が最高度に開花した名曲で、間違いなくサイモン&ガーファンクルの最高傑作だと僕は思っている。

「The Boxer」、ポピュラーミュージック史上に永遠に残るだろうし、僕も死ぬまで聴き続けるだろう。

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2013年7月 1日 (月)

CIDER '83

今日から7月。まだ梅雨は明けていないけれど、いよいよ夏本番も間近だ。

で、夏の飲み物といえば僕はサイダーが好きなのだ。今でこそ炭酸飲料水はたくさんの種類が出回っているが、僕が子どもの頃の炭酸飲料といえば、サイダーがド定番だった。

そして、サイダーといえば三ツ矢サイダー。無色透明、スッキリとした味わいが夏の飲み物としてぴったりだった。

そしてそして、三ツ矢サイダーのCMといえば、1970年代から80年代にかけて、かの大滝詠一がCMソングを提供していた。CMのためだけにオリジナルの曲を書き下ろすほどの凝りようで、どれもこれも名曲ぞろいだ。

そんな中、僕がもっとも好きなのは、1983年にCMで使われていた「CIDER '83」だ。CMソングということで、時間はわずか30秒ほど。しかし、30秒の間に音楽がドラマチックに展開し、美しい余韻をもって終わる。

サイダーの持つさわやかで、どこか懐かしい、そんなイメージにぴったりの名曲だ。大滝詠一の数あるCM曲の中のベストであることはもちろん、ひとつの曲としてもクオリティの高い傑作なのだ。

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2013年5月18日 (土)

Heather

僕の好きな曲。ポール・マッカートニーの「Heather(ヘザー)」。

ポールのピアノが奏でる伸びやかで美しいメロディが印象的なインストゥルメンタルで、曲の終わりにボーカルが入ってくる。

こういう曲を聴くと、ポール・マッカートニーは稀代のメロディメーカーなんだってことをしみじみと実感させられる。

それにしても、この「Heather」が収録された傑作アルバム『Driving Rain』がリリースされたのは2001年。つい最近のことにように思われるが、もう12年も前のことなんだ。

時の流れの速さを感じてしまうのだ。

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2013年3月17日 (日)

スコラ 坂本龍一 音楽の学校 「オーケストラ」編

今年1月から放送中の「スコラ 坂本龍一 音楽の学校」のシーズン3。今回から、「オーケストラ」編が始まった。

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オーケストラの成り立ちから発展の歴史を、ヨーロッパ社会の変遷と関連付けて読み解いていく内容で、わかりやすくて非常におもしろい。

ワークショップでは、今日、一般的になっているオーケストラの楽器配置を変えてみることで、同じ音楽を演奏したときに聞こえてくる音の違いを実験する。非常に興味深い内容だ。

「オーケストラ」編の放送に合わせて、特別講座「オーケストラと市民」と題した特別番組も放送され、こちらもオーケストラの歴史が概観できておもしろい。

次回以降も楽しみだ。

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2013年3月 5日 (火)

3つの“Stand By Me”

先日、新聞にベン・E・キングの名曲「Stand By Me」の記事が掲載されていた。

1961年、当時人気のヴォーカル・グループ、ザ・ドリフターズから決別し、ソロシンガーとしてデビューしたベン・E・キングが、新婚の妻にあてたメッセージソングをリリースする。するとたちまちヒットし、4週連続でチャート1位を獲得する。それが「Stand By Me」だ。

そして、その名曲は四半世紀後、今度はアメリカ映画『Stand By Me』のテーマ曲として使われ、再び輝くことになる。そんな記事だった。

映画『Stand By Me』が出たからには、僕も黙っているわけにはいかない。

1986年、映画『Stand By Me』が日本で公開されたとき、僕は映画館で観て、四半世紀後の今でも忘れることができないくらいの大きな感動を体験した。しかしそれは、僕がこの映画を見ようと思って映画館へ足を運んだのではない。当時の映画は2本立てが当たりまえで、今となっては何だったか思い出すこともできない映画の方がメインで、『Stand By Me』は2本目の、いわばオマケの映画として観たのだ。まったくノーマークで観たこの映画に、余計な期待や偏見なしに、純粋な感動を味わったのだ。

↓映画『Stand By Me』

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そして、この映画の何ともいえない感動を決定付けたのが、エンディングで流れるベン・E・キングの「Stand By Me」だった。あの印象的なベースから入るイントロから始まり、キングの切ないメロディラインとエモーショナルな歌声。映画のテーマに、静かで叙情的な名曲がかぶさって、映画「Stand By Me」は僕にとっての永遠の名作となったのだ。

↓ベン・E・キングの「Stand By Me」

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しかし、僕にとっての「Stand By Me」といえば、キングのオリジナルではなくて、ジョン・レノンがカバーしたバージョンだった。ジョン・レノンが1975年にリリースした全曲スタンダードロックのカバーアルバム『ROCK’N’ROLL』は、ジョン・レノンの原点ともいうべき傑作アルバムで、僕も大好きな1枚だ。

このアルバムに収録された「Stand By Me」は、キングの抒情的なオリジナルとはまったく異なり、パワフルなロックンロールに仕上がっている。ジョン・レノンは、ビートルズ結成前からこの曲を持ち歌にしていたそうで、ジョン・レノンの色気と艶、歌のうまさが炸裂している。とてもカバー曲とは思えず、まるでジョン・レノンのオリジナル曲のようだ。

僕が初めて聞いた「Stand By Me」はこのジョン・レノン・バージョンで、聞いた瞬間からすっかりお気に入りになったのだ。

↓ジョン・レノンの「Stand By Me」

Lennon

とはいえ、映画『Stand By Me』のテーマ曲がジョン・レノン・バージョンということはありえなくて、やはりあの映画にはベン・E・キングのオリジナル曲なのだ。

3つの「Stand By Me」、僕にとって、それぞれに思い出と思い入れがあるのだ。

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2013年2月18日 (月)

スコラ~アフリカの音楽~

NHKテレビで放送中の「スコラ 坂本龍一 音楽の学校」、「映画音楽」に引き続き、今回ふたつめのテーマ「アフリカの音楽」が始まった。

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そもそも、アフリカの音楽について僕はほとんど何も知らない。アフリカの音楽といえば、打楽器によるリズムっていう漠然としたイメージしか持っていなかった。あるいは、アフロ・アメリカンが生み出したロック、リズム&ブルース、ジャズといった音楽のルーツというくらいのイメージしか持っていなかった。

番組では、フィールド・ワークに基づき、アフリカの音楽について鋭く論じていくが、いろいろ知らなかったことがわかりとてもおもしろい。

多くの民族や部族が共存する広大なアフリカ。その音楽も多種多様で、アフリカの音楽というひとくくりにすることはできない。しかし、そこには共通するリズムパターンである「スタンダード・パターン」と、複数のリズムが複雑に絡み合う「ポリリズム」という同一性が見られる。

特にポリリズムという複雑で多層的な音楽が、彼らが生活しているフィールであるジャングルの大自然の音、すなわち様々な生き物の鳴き声や自然の音が幾重にも重なり合って響いている音から来ているという考察は実に説得力があって興味深い。

そして、番組の最後、アフリカの打楽器の演奏に、坂本龍一が西洋音楽の楽器であるピアノで絡んでいく演奏は実にスリリングで刺激的で最高におもしろい。

次回以降も楽しみだ。

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2013年2月13日 (水)

Layla(レイラ)

僕はあまりテレビを見ないのだけど、先日、何気なく見ているとCMのBGMで「Layla(レイラ)」が流れているのを聞いてドキッとした。

「レイラ」、言わずと知れたエリック・クラプトンの(というか、彼が在籍したバンド、デレク・アンド・ザ・ドミノスの)名曲中の名曲だ。

曲の冒頭のギター・リフがあまりにもカッコ良すぎて、強烈なインパクトを残すのでテレビCMにはもってこいの曲と言え、これまでも何度も使われてきたと思うが、そのCMで使われていたのは、その冒頭部分ではなくて、「レイラ」の後半部分だった。これには正直「やられたっ!」と思ったのだ。

「レイラ」はまったく異なる2部構成の曲で、前半部はエリック・クラプトンのスライドギターが炸裂する鮮烈なロックナンバー。ピアノのソロで始まる後半部は一転して静かな美しいバラード。

バンドメンバーのジム・ゴードンが弾いていたピアノ曲をエリック・クラプトンが無理やり自分の曲にくっつけたなんて逸話も残っているが、真偽のほどはどうなんだろうか。

クラプトンが作曲した前半部、クラプトンのスライドギターはこれでもかって言うぐらいに超絶技法で泣きまくっている。後半部、ピアノのバックでクラプトンのスライドギターはやはり泣いてはいるが、そのサウンドはどこまでもジェントルで温かい。まさに、While My Guitar Gently Weeps.なのだ。

「レイラ」はもちろん前半部だけでも名曲中の名曲だが、この後半部があることによってロック史上に残る不朽の名作になったと言える。そのくらいジェントルで美しい音楽なのだ。

そういえば、桑田佳祐が学生時代、「レイラ」のピアノ・パートを弾く原由子を見て、「こんなにうまくレイラを弾く人は見たことがない」と言って、自分のバンドに誘ったなんていう話をどこかで読んだことがある。

そんなジェントルな音楽を使っているCMを見て、僕は「やられたっ!」って思ったのだ。強烈なインパクトを追求したCMが多い中、その静かな美しさはかえってハートに染み込むインパクトがあったのだ。

↓ちょうどYouTubeに後半部分だけがアップされていたのでどうぞ!

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2012年12月 8日 (土)

LOVE PSYCHEDELICO

先日、ある音楽番組を見ていたら、なんとLOVE PSYCHEDELICO(ラブ・サイケデリコ)が出演してジョン・レノンの「Happy X’mas」を歌っていた。彼らがテレビの音楽番組に出演するのなんておそらく初めてのことじゃないだろうか。

LOVE PSYCHEDELICOは、僕の大好きな音楽ユニットで、ドキッとさせられるくらいユニークで浮遊感のあるメロディライン、鮮烈なリズム、そしてそして帰国子女ならではのネイティブ・イングリッシュを使いこなした歌詞と歌声が最高にカッコいいのだ。

そのオリジナリティあふれる音楽センスと才能を僕は高く評価している。そして、たぶんこれは世界に通用する音楽だと僕は思うのだ。

テレビ番組で歌っていた「Happy X’mas」も最高にカッコよかったのだ。そういえば、今日、12月8日はジョン・レノンの命日だ。ジョン・レノンも日本人アーティストがこんな素晴らしい演奏をしてくれることを喜んでいるんじゃないだろうか。

そして、LOVE PSYCHEDELICOの曲の中で僕がもっとも好きなのは、「Your Song」。サビの転調が印象的な名曲なのだ。

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2012年6月30日 (土)

『Brilliant Corners』 / Theronious Monk

1曲目、タイトル曲の「Brilliant Corners」のピアノが奏でるイントロの不協和音を聞いただけで、すっかりセロニアス・モンクのワールドに引き込まれてしまう。

アルバム『Brilliant Corners』は、孤高の天才ジャズ・ピアニスト セロニアス・モンクの最高傑作であるばかりではなく、ジャズ史上に燦然と輝く傑作で、僕も大好きな一枚だ。

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モンクの作品や、ピアノ演奏はちょっと聞いただけでそれとわかる独特なオリジナリティにあふれているが、このアルバムではまさにモンク節が全開だ。

ソニー・ロリンズのテナー・サックス、マックス・ローチのドラムスなど、共演者も豪華そのものだけど、このアルバムの演奏では、みんなが独特なモンク色に染まった名演奏を繰り広げている。

くつろいだムードでジャズを楽しめる最高の一枚なのだ。

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