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2014年12月21日 (日)

『太平洋戦争のif〔イフ〕』 / 秦 郁彦 編

秦 郁彦 編 『太平洋戦争のif〔イフ〕』(中公文庫)を読んだ。

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太平洋戦争が開戦した12月8日前後には毎年、太平洋戦争関連の本を読むようにしているのだけど、今年は『太平洋戦争のif』を読んでみた。

真珠湾、ミッドウェー、ガダルカナル、レイテ、本土決戦と、太平洋戦争の重要な局面において、史実とは異なる「イフ」(もしも…だったら)を論じた意欲的な太平洋戦争史で、各テーマともになかなか興味深く読むことができた。

歴史に「イフ(もしも)」を持ち込むことは邪道とも言われているが、本書は単なる「もしも本」ではなく、史実をベースにしながら、当時の様々な資料を厳密に分析し、「もしもこうだったら、どうなっていたか」をシミュレートした一種の研究本だ。

史実を史実として知っている僕たちからすれば、「もしも」を考えてみることにより、歴史の大勢までは変わらないまでも、小さな流れや展開が少しは変わっていたのではないかと思われるところが実に興味深くておもしろい。

そして、「もしも」を考えてみたところで、先の大戦は負けるべくして負けたということを改めて考えさせられた一冊だった。

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