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2014年11月

2014年11月30日 (日)

『カペー朝 フランス王朝史1』 / 佐藤賢一 著

佐藤賢一さんの『カペー朝 フランス王朝史1』(講談社現代新書)を読んだ。

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現代日本におけるフランス歴史小説の第一人者 佐藤賢一さんの作品を読むのは初めてだったけど、新書本ということもありとても読みやすく、おもしろかった。

西洋史の中でも僕はフランスの歴史はなぜかあまり好きではなく、フランスの歴史モノはこれまでほとんど読んだことがない。

ルーヴルとかヴェルサイユとか、栄華を極めたフランス王朝の宮殿を訪れてもなぜか、イギリスやオーストリア、チェコなどの歴史的建造物を訪れたときのような感動や興奮を覚えることがなかった。

というのも、僕はフランスの歴史にほとんど興味がなかったからかもしれない。

今回読んだ『カペー朝』は、フランス革命によって共和制に取って代わられることになるフランス王政のまさに幕開けとなったカペー朝の物語だ。

987年から1328年まで、340年間の長きにおよぶカペー朝。群雄割拠する10世紀末のフランス、地方の一豪族に過ぎなかったカペー家が、15代にわたる諸王の奮闘によって、巨大なフランス王朝を築き上げていく物語は、非常に興味深くておもしろい。
ワクワクしながら一気に読み切った。

こうなると続編の『ヴァロワ朝』も読みたいし、佐藤賢一さんが現在刊行中の大作『小説フランス革命』も読んでみたくなったのだ。

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2014年11月23日 (日)

笹ヶ峰登山(2014.11.23)

三連休の中日、先週、冠山と平家平に登ったときにきれいに見えていた笹ヶ峰に登ってきました(solo)。

天気予報は午後から晴れ。
登っている途中は山の上の方は濃いガスがかかっていたのだけれど、僕が山頂に立ったときに、ちょうどガスが抜け、見る見る間にきれいな晴れ空に!
なんというラッキー!!
奇跡のような青空の下、二週続けて素晴らしい眺望に恵まれ最高の山旅になった。

午前7時半に笹ヶ峰登山口に到着すると先行車が1台。準備をしている間にさらに2台が到着。三連休ってこともあり、今日は登山者が多そうだ。

さっそく登りに入るが、どうも空模様がはっきりしない。山の上の方は濃いガスがかかって見えない。天気予報を期待して、天然林の間を気持ちよく快調に登っていく。

40分ほどで宿に到着。小休止。今日はかなり気温が高い。出発時に着ていたソフトシェルは早々に脱いだが、それでも山道を登っていると暑くて薄っすらと汗をかくほどだ。空を見上げるが残念ながらガスが濃い。

↓宿(しゅく) ヒノキの美林が素晴らしい
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↓宿を出てすぐの谷川には新しい橋が架けられていた
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↓宿から丸山荘までの間の素晴らしい天然林
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丸山荘の手前、標高1400mを越えたあたりから周りがガスに覆われてしまう。ガスの中を歩き、宿から30分ほどで丸山荘に到着。
丸山荘も深いガスの中。笹ヶ峰方向を望んでも濃いガスのためまったく何も見えない。早々に山頂へ向かう。

↓丸山荘も深いガスの中 笹ヶ峰はまったく見えず
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↓笹ヶ峰への登り口 ガスが深い
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笹の斜面に入っても周りは濃いガス、視界はほとんどきかない。笹が茂り、膝上あたりまで笹漕ぎになる。笹が濡れているため、急いでスパッツを装着するが、膝の上あたりがずぶ濡れになってしまう。

↓笹原に入ってもガスが濃い
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空は明るいもののガスが深くて、一向に晴れてくれそうにない。今日は天気予報がはずれ、晴れ空はあきらめて山頂に立つことだけを目指して笹原を登っていく。

そのうちに、山頂の方で一瞬サーッとガスが切れ、青空が見えた。これは晴れてくれるかもしれない期待が膨らむが、またすぐに深いガスにつつまれてしまう。

↓一瞬、山頂方向のガスが切れ青空が見える
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↓しかしすぐまた深いガスにつつまれてしまう 今日は晴れ空はあきらめよう
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登山口から2時間30分ほどで笹ヶ峰山頂に到着。今日はもう晴れ空はあきらめていたのだけど、山頂の手前まで来たときに、空がパーッと明るくなった。ガスが抜けていって青空が見えるようになった。急いで山頂に駆け上がる。

↓笹ヶ峰山頂手前 ガスが抜け空が晴れてきた
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誰もいない山頂はガスが抜け、きれいな青空が見えている。石鎚山方向は分厚い雲海が立ち込めていて、寒風山、瓶が森、石鎚山の山頂あたりだけが雲の上に突き抜けて見える。大自然が織り成す素晴らしい景色だ。

↓笹ヶ峰山頂 ガスが抜けてきれいな青空に
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↓石鎚山方向 分厚い雲海が立ち込める
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先週登った冠山、平家平方向はまだ濃いガスの中でまったく見えない。目の前にあるはずのちち山もガスのなかでまったく見えない。

↓ちち山方向 濃いガスでまったく見えない
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風が吹いているものの、日差しがあり、今日の山頂は11月末とは思えないくらいのあたたかさ。先週は霧氷で真っ白になっていたのが信じられない。山頂でカップラーメンの昼食を食べていると、ちち山方向のガスが抜けてきて、ちち山が見え始めた。ガスがダイナミックに流れ、見る見るうちにちち山の雄姿が全容を現してきた。ものすごく感動的なシーンだ。

↓愛媛県で7番目の高峰 笹ヶ峰山頂(標高1859m)
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↓誰もいない山頂を貸し切り
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↓ちち山方向も晴れてきた
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↓雲がダイナミックに流れ、ちち山が雄姿を現す
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そのうち、ちち山から冠山へとゆるやかに伸びる美しい稜線も見えてくる。素晴らしいとしか言いようがない最高の眺望だ。

それにしても山の天気はわからないものだ。登ってみないことにはわからない。あきらめていた今日の空は、まさに奇跡のような青空だった。

↓ちち山から冠山方向へと延びる美しい稜線
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↓先週登った冠山も見えてきた
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↓石鎚山方向 左側のピークは寒風山
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↓瓶が森と石鎚山をアップで
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↓最後にもう一度笹ヶ峰山頂
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↓奇跡の青空
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<本日の登山>
自宅発5:50→「笹ヶ峰登山口」7:30着~7:40発→「宿」8:22着~小休止~8:25発→「丸山荘」9:00着~小休止~9:03発→「笹ヶ峰山頂」10:05着~昼食~10:55発→「丸山荘」11:38→「宿」12:03着~小休止~12:05発→「笹ヶ峰登山口」12:45着~13:00発→自宅着14:45

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2014年11月22日 (土)

Un caffe

秋の深まり、冬の訪れとともに暖かい飲み物が恋しくなり、久しぶりにネスプレッソのカプセルを買った。

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カプセルを買ったのも数年ぶり。
ネスプレッソ・マシンもここ数年、ずっと寝かせたままになっていたのだけど、久しぶりに買ったカプセルで、さっそくエスプレッソを飲んでみた。

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うぅ~ん、たまらない。

デミタスカップにシュワーッとエスプレッソを抽出し、ひと息にササッと飲み干す。その間、わずか1、2分。

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我が家で楽しむ一杯のエスプレッソは、ちょっとした贅沢。

少しだけ豊かな気持ちになれる時間なのだ。

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2014年11月16日 (日)

『ロックの歴史』 / 中山 康樹 著

中山康樹さんの『ロックの歴史』(講談社現代新書)を読んだ。

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中山康樹さんの音楽本はこれまでに何冊も読んできたが、今回の『ロックの歴史』も中山さんの豊富な知識とマニアックな思い入れがびっしりと詰まった一冊で、とてもおもしろく読んだ。

「ロックンロールはいかにして「ロック」になったか」という帯書が示すとおり、現在のロックがいかにして生まれてきたかを明快に論じている。

アメリカで生まれたロックンロールやR&B(リズム・アンド・ブルース)、ジャズといった音楽が、1950年代に洋楽としてイギリスに入り、そうした多様な音楽が受容、融合、統合されてロックが生まれた。そして、1964年、ビートルズがアメリカ上陸を果たし、それによってイギリスのロックがアメリカ、そして世界へと広がっていき、現在のロックが形作られていく。

イギリス、アメリカの様々なミュージシャンが次から次へと登場し、ロックという音楽を形成していく過程は読んでいてすごく興奮する。

まったく、1950年代から60年代という時代の若者のエネルギーやパワー、創造性や革新性といったらスゴイとしか言いようがない。

ロックが聞きたくなる一冊なのだ。

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2014年11月15日 (土)

冠山・平家平登山(2014.11.15)

秋晴れの下、中七番を起点に冠山と平家平の周回登山へ行ってきました。(ソロ)

最高の天気に恵まれ、最高の眺望を楽しむことができた。

初めて歩くこのコース、標高1600mを越える稜線に乗るまで、そして稜線から下りてくるのが大変だったけど、稜線に乗っかると、石鎚連峰の圧巻の眺望を楽しみながら、石鎚連峰の尾根を快適に歩くことができる素晴らしいコースだ。

↓中七番に向かう途中の県道からちち山を見上げる 流れる雲と真っ白な霧氷
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新居浜市別子山の中七番にある住友の家フォレスターハウスを8時30分に出発。しばらく園内を歩き、冠山方向と平家平方向の分岐表示を冠山方向へ進む。そのまま林内を登っていくと、林道に出る。今日、これから歩くことになる冠山から平家平へのゆるやかな稜線を左手に望みながら、45分ほど林道を歩いていく。

↓住友フォレスターハウス
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↓今日歩く稜線を望みながら林道を歩く
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やがて林道の終点から登山道に入る。植生豊かな自然林の中を心地良く歩いていく。周りの景色や趣が次々に変化していくのでおもしろい。途中、何箇所か谷川を渡る。また、谷側に切れ落ちた非常に細い道もあったりで、緊張を迫られる箇所もあった。誰とも会わない静かな登山道を気分良く歩いていく。

↓林道の終点から登山道に入る
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↓自然林の中を快適に歩く
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↓こんな橋も
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↓別子銅山へ木炭を運ぶ中継地の集落跡「なすび平」
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↓こんなところを歩いたり
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↓崩壊箇所は高巻き
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↓銅山川源流碑
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標高差700mほどを快調に登り続け、3時間ほどで一ノ谷越に到着。ここで笹ヶ峰方向から平家平方向へと続く石鎚連峰の稜線に乗る。

↓一ノ谷分岐に到着
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↓ブナ林の中、冠山へと向かう
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ここから冠山への急登が始まるが、笹もきれいに刈り込まれていて、気持ちのいい尾根道を登っていく。高度を上げるにつれ、ちち山、笹ヶ峰、寒風山へと続く石鎚連峰の圧巻の景色が見えてくる。青空と白い雲、笹原の緑と真っ白な霧氷のコントラストが素晴らしい。

↓冠山の山頂が見えてきた
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↓振り返るとちち山へと続く美しい稜線
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↓右からちち山、笹ヶ峰、寒風山と連なる石鎚連峰の素晴らしい眺望
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↓惚れ惚れするようないい眺めだ
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40分ほどの登りで冠山山頂(標高1732m)に到着。冠山の山頂は狭くて、眺望もよくないが、北側の岩場に出ると、ちち山、笹ヶ峰方向の眺望が最高だ。いつまでもずっと眺めていたいまさに絶景だ。

↓冠山山頂(標高1732m)
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↓岩場から眺める石鎚連峰の絶景
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山頂の手前で2名の登山者とすれ違い、また、山頂で2名の登山者といっしょになった。今日の登山で出会ったのはこの4名だけで、素晴らしい眺望を静かにゆっくりと楽しむことができるのもこのコースの魅力だ。

20分ほどで山頂を後にし、平家平へと向かう。なだらかに伸びる美しい尾根道を快適に歩いていく。天気はいいし、眺めはいいし、最高の尾根道歩きに気分は爽快。

↓冠山から平家平を望む 美しい稜線が続く
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↓振り返ると冠山、ちち山、笹ヶ峰の連なり
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40分ほどで平家平に到着。名前のとおりなだらかな平地が続く山頂だ。歩いてきた冠山やちち山方向の眺めもいいし、すぐ目の前には赤石山系の山々もきれいに見える。広い山頂でカップラーメンの昼食を食べる。

↓フラットな平家平
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↓平家平山頂(標高1693m)
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↓赤石山系を望む
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気分がいいのでいつまでも居たかったが、30分ほどで下山開始。三ッ森山へと伸びる稜線を快適に下っていく。

↓稜線を下っていく
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↓途中のブナ
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40分ほどで保線路分岐に到着。分岐には標識はないが、はっきりとした分岐になっているので見逃すことはない。快適な石鎚連峰の尾根道歩きもここで終わり。ここからは標高差700mほどをひたすら下っていくことになる。

↓保線路分岐
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自然林の中、急な下りが続く。保線路だけあって、途中に標識などは設置されておらず、何箇所か迷いそうなところもあるが、木にマークされたテープやリボンを目印に迷うことなく下っていく。

↓自然林の中をひたすら下っていく
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↓鉄塔の下を通ったり
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↓ハシゴを下ったり
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↓丸太橋を渡ったり
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分岐から2時間弱で、フォレスターハウスに帰り着いた。

↓フォレスターハウスに到着
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↓住友林業ゆかりの地
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トータルで7時間半、歩き応えも充分、最高の眺望、快適な尾根道歩きを堪能した今日の山旅だった。

<本日の登山>
自宅発6:00→「住友フォレスターハウス」8:10着~8:30発→「林道」8:45→「林道終点」9:20→「なすび平」10:15着~休憩~10:20発→「銅山川源流碑」11:00→「一ノ谷越」11:23着~休憩~11:28発→「冠山山頂」12:10着~休憩~12:30発→「平家平山頂」13:10着~昼食~13:40発→「保線路分岐」14:16着~休憩~14:20発→「住友フォレスターハウス」16:05着~16:35発→自宅着19:00

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2014年11月 8日 (土)

『ローマ亡き後の地中海世界①~④』 / 塩野七生 著

塩野七生さんの『ローマ亡き後の地中海世界①~④』(新潮文庫)を読んだ。

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西ローマ帝国が滅亡した5世紀から16世紀までの1千年におよぶ地中海世界を描いた歴史大作で、読み応え充分。これまでほとんど何も知らなかった中世という時代のことがよくわかり非常におもしろかった。

一般的にヨーロッパの中世は暗黒の時代と呼ばれていて、僕たち日本人からすれば世界史の授業でもほとんど触れられることもなく、よく知らない時代だ。

476年、西ローマ帝国が滅亡し、ローマ帝国による平和、「パクスロマーナ」が終焉した後の地中海世界は、キリスト教世界とイスラム教世界の対立が続いた戦乱と混乱の時代だった。

塩野さんはいつもながら非常に豊富な資料や知識をベースに、1千年以上にわたる中世地中海世界の歴史を丁寧に、そして絢爛に描きあげていく。読者である僕たちはどんどん歴史世界に引きずり込まれていく。

それが塩野作品を読むことの最大の魅力なのだ。

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2014年11月 3日 (月)

広島旅行

秋の3連休。

今年4月から広島で就職した長女のところに遊びに行ってきました。

そして、久しぶりに宮島へ。

行楽シーズンの3連休ということで、宮島はものすごい人出。フェリーに乗る前に駐車場をさがすのも大変でした。

天気予報が見事にはずれ、青空も見えるすがすがしい秋の一日、久しぶりの宮島をのんびりと散策。

↓まずは鹿が出迎えてくれました
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↓そして宮島といえば この鳥居
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↓鳥居近くまでたくさんの人が
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↓そして厳島神社
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↓引き潮のため、海の上の回廊とはならず
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↓それでも朱塗りの荘厳で美しい回廊
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↓参拝者も多い
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↓本殿
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↓このあたりから眺める鳥居も素晴らしい
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↓小鹿がお見送り
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のんびりと楽しい広島への小旅行だった。

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