高校野球2013

2013年10月31日 (木)

IKEDA

今年の高校野球秋季四国大会は僕の母校今治西が優勝し、来春のセンバツ出場を当確としたことが何よりもうれしかったが、決勝戦の相手が徳島の池田高校だったこともまた大きな喜びだった。

池田高校といえば1980年代前半、蔦監督が畠山、水野、江上といった名選手を率いて春夏の甲子園で輝かしい成績を残し、一時代を築いた。金属バットの特製をフルに活かしたパワー野球は「やまびこ打線」と呼ばれ、従来の高校野球のスタイルを大きく変えるものだった。

池田高校が鮮烈に切り拓いたパワー野球は今日の高校野球にもそのまま引き継がれていて、それはいわば高校野球の一大革命だった。

当時、まさに現役の高校生だった僕にとっても池田高校の野球スタイルは衝撃的だった。そして、池田高校はまさに夢のような存在、あこがれのチームだった。

そんな池田高校と僕の母校今治西が四国大会の決勝戦で対戦するなんて、僕にとっては先日の一戦はまさにドリームマッチだったのだ。

で、その池田高校、近年はすっかり甲子園から遠ざかり、20年以上も出場していない。輝きがあまりにも強烈で、しかも輝いた時間がほんの短い一瞬だったために、僕のようなオールドファンにはかえって鮮烈な印象として残っている。

実際、四国大会の初戦で池田高校が勝ち、坊ちゃんスタジアムに校歌が流れたとき、僕もその校歌を歌えることに自分自身でびっくりした。

そんな池田高校が、来春のセンバツでは甲子園に久しぶりに還ってくる(まだ決まっていないけど、ほぼ当確)。オールドファンにはたまらないだろうなって思う。

胸に“IKEDA”、左袖に漢字で“徳島”の文字、襟周り、袖周りとパンツに細いラインが入った純白のユニフォーム。当時とまったく変わらないユニフォームが再び甲子園に戻ってくると思うと、今からワクワクしてしまう。

エースの名西投手はキレのいいストレートを投げ込む好投手。4番の岡本選手はサードというポジションと体型から、かつての江上選手を髣髴とさせる強打者だ。

↓このユニフォームが甲子園に還ってくるか? エース名西選手

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↓4番サード岡本選手

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甲子園に戻ってくることが話題になるだけじゃなく、オールドファンとしては、久しぶりの甲子園でかつての輝きを思い出させてくれるような大活躍を見たいと思う。

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2013年10月27日 (日)

高校野球秋季四国大会今治西優勝

高校野球秋季四国大会決勝戦、愛媛の今治西が徳島の池田に10対0で快勝し、4年ぶりに秋の四国大会の頂点に立った。

↓今治西に優勝旗が

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エース神野投手が池田打線を4安打完封、打線は後半の集中打で12安打10得点と、まさ圧勝だった。今治西はとにかく強い。今回の四国大会でも、圧倒的な強さというわけではないが、緻密で隙のない、負けない野球の強さを見せてくれた。

【決勝戦 今治西10-池田0】

↓シートノックを受ける今治西サード西本選手

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↓ショート田頭選手

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↓セカンド若狭選手

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↓ファースト秋川選手

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↓1塁側今治西応援団

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1回表、後攻の今治西は池田の先頭打者のショートゴロをいきなり田頭選手がエラー、先頭打者を塁に出してしまう。しかし、2盗を試みたランナーを今治西越智捕手が2塁で刺し、ピンチをしのぐ。神野投手は続く2者を凡退に抑え、まずまずの立ち上がり。

2回表の池田、先頭の4番岡本選手が3塁線を抜く2塁打で、無死2塁の先制チャンス。制球に苦しむ今治西神野投手は次打者に死球で、無死1、2塁とピンチを広げてしまうと、次打者の送りバントで1死2、3塁の大ピンチ。

しかし、ここからが神野投手の真骨頂。大きなピンチを迎えても決して動揺することなく、落ち着いて冷静に自分のピッチングで打者に向かっていく。続く2者を連続三振で、序盤に訪れたこの試合最大のピンチを難なく切り抜ける。特に、この2者へのピッチングは、三振を取りに行ってねらい通りの奪三振で、神野投手、圧巻の場面だった。

↓今日も完封勝利 今治西神野投手

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今日の神野投手は昨日の明徳戦に比べると立ち上がりから調子が良くない。ボールにキレがなく、高めに浮き、ボールカウント先行の苦しい投球が続く。神野投手には珍しく、四死球も多くてなかなかリズムに乗れない。

それでも、味方の堅守にも助けられ、徐々に調子を上げていき、4回、5回にはインローにボールが決まり三振が取れるようになってきた。

いっぽう、池田の先発エース名西投手も、疲れからか今日は昨日までの試合ほどには調子が良くない。ストレートもそれほど走っていない。

↓粘り強く好投した池田のエース名西投手

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今治西は、2回裏、7番西原選手がセンスのいい打撃でセンター前にチーム初ヒットを放つと、3回、4回にもヒットのランナーを出すが、池田の名西投手の踏ん張りの前に、得点を挙げることができない。

↓センスあるバッティングでチーム初ヒット 今治西の西原選手

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5回を終わって試合は0対0。両チームのエースがイマイチの調子の中、苦しみながらも粘投で踏ん張り、相手に得点を許さない。両チームのエースの我慢比べ、まさに1点勝負の様相になってきた。

6回表の池田、先頭打者が振り逃げで塁に出ると、送りバントと内野ゴロで2死3塁の先制チャンス。ここで当たっている4番岡本選手を迎えるが、今治西、ここはベンチの大野監督の指示で敬遠。2死1、3塁として、神野投手が次打者を打ち取り、無失点で切り抜ける。

すると6回裏の今治西、2死から5番神野選手がレフト前ヒットで出ると、6番杉野選手もヒットで続き、次打者死球で2死満塁のチャンス。ここで昨日、勝利打点を挙げた8番秋川選手。鋭く振り抜いた打球はショートにころがり、これがエラーを誘って今治西が1点先制。

こうなると今治西の神野投手が乗ってくる。7回表、三振1を含む三者凡退に抑えると、7回裏の今治西。先頭の1番田頭選手が四球を選んで出塁。池田はここでピッチャー交代。名西投手から渡邊投手にスイッチ。

しかし、渡邊投手の制球が定まらない。今治西は送りバントの後、2連続四球で1死満塁とチャンスが広がると、次打者に死球で1点追加。なおも満塁のチャンスで6番杉野選手が左中間を破る走者一掃タイムリーツーベースを放ち3点追加、5対0と池田を突き放す。さらに打線がつながり、8番秋川選手にもレフトにタイムリーが出て1点追加。6対0とリードを広げる。

↓今日の試合を決めるタイムリー3点ツーベース 今治西杉野選手

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↓今日も勝負どころでタイムリー 勝負強さが光る今治西秋川選手

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こうなると今治西は押せ押せ。8回裏にも連打で1死1、3塁のチャンスを作ると、5番神野選手がセンターオーバーの2塁打で1点追加。途中から7番に入った西本選手もセンターオーバーの2塁打で2点追加で9対0。さらに8番秋川選手が2本目のタイムリーをレフトに放って1点追加、10対0として試合を決めた。

↓打ってもタイムリー2塁打 今治西の神野選手は打撃フォームも美しい

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↓パンチ力はチーム一 タイムリー2塁打の今治西 西本選手

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今治西打線、大型打者はいないが、ここぞという場面での集中打、つながる打線は見事だ。

今治西の神野投手も、8回、9回は疲れからかアップアップになり、四球やヒットでピンチを迎える。特に9回表の池田、ヒット2本に四球で2死満塁のピンチを迎えるが、最後、神野投手が踏ん張って次打者を内野ゴロに仕留め試合終了。10対0で今治西が池田を破り、四国大会優勝を飾った。

前半から中盤にかけて我慢比べの投手戦を今治西神野投手が何とか踏ん張り抜き、後半、池田の投手陣が崩れたところを鮮やかな集中打で大量点を挙げ、試合を決めた今治西の圧勝だった。

↓3塁側池田の大応援団

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↓来春はこの“IKEDA”のユニフォームが甲子園に還ってくる

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それにしても今治西の神野投手は本当にいいピッチャーだ。昨日の明徳戦は終始調子がいい中での3安打完封。今日の池田戦は、調子がよくない中、苦しみながらの4安打完封。準決勝、決勝と2日連続の完封はまさにアッパレ。しかも、調子がいいときに完封するのはともかくとして、調子が良くないときにも良くないなりに粘り強く投げ抜き完封するのだから、お見事としか言いようがない。

これで今治西は来春のセンバツ出場を当確させたうえに、来月の明治神宮大会への出場も決まった。今シーズンの集大成として、神宮大会では全国の優勝校を相手に大暴れしてきてもらいたい。そして、来春のセンバツが今から楽しみだ。

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今日の四国大会決勝戦で、僕が今シーズンの高校野球公式戦を見るのは最後となった。高校球児たちには今シーズンも本当に楽しませていただいた。いろいろあった愛媛の今シーズン。これから長い冬場のオフシーズンに入り、来年の春、大きく成長した愛媛の高校球児たちの姿に再会する日を楽しみに待ちたい。

↓坊ちゃんスタジアムで母校の優勝を見届け、僕の今シーズンの野球観戦は終了

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2013年10月26日 (土)

やったぞ今治西!

高校野球秋季四国大会準決勝、愛媛の今治西が高知の明徳義塾に4対0で快勝し、来春のセンバツ甲子園への出場がほぼ決まった。

今治西にとっては、センバツに向けての最大の難関だった今日の明徳戦。エース神野投手がベストピッチで明徳打線を抑え込むと、明徳の好投手岸投手に対し、打撃陣がワンチャンスを集中打でものにし、4得点で試合を決めた。今治西にとってまさにベストゲームだった。

【第1試合 今治西4-明徳義塾0】

↓今治西大野監督のシートノック うまいなぁ~

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↓軽快にノックを受ける今治西キャプテン ショート田頭選手

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1回表の明徳、1死後、2番森選手の3塁線を強襲した打球は3塁ベースに当たり内野安打。しかし、今治西の神野投手が落ち着いて後続を断ち、無失点で切り抜け上々の立ち上がり。今治西にとっては、3塁線への打球が3塁ベースに当たってくれたことが非常にラッキーだった、抜けていれば1死2塁の先制チャンス。ベースに当たってくれたおかげでランナーは1塁に止まった。立ち上がり早々の大きな勝負の分かれ目だった。

今治西の神野投手、2回表は2奪三振で三者凡退に抑え込む。今日は立ち上がりから低めにボールが集まり、よく走っている。3回表も三者凡退のナイスピッチング。今日は非常に調子がいい。

↓今日の試合、ベストピッチの今治西神野投手

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いっぽう、明徳の先発エース岸投手。1回にはヒットのランナーを出すが、2回、3回と今治西打線は三者凡退く抑え込まれる。ストレートがよく伸びて、138、139キロの速球は威力がある。さすがに好投手だ。

↓好投する明徳のエース岸投手

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3回を終わって0対0、今治西は岸投手の前になかなかチャンスが作れないが、前半からロースコアの接戦に持ち込んだ試合展開はむしろ今治西ペースだ。

試合が動いたのは4回の攻防。4回表の明徳、先頭の2番森選手がライト前ヒットで出ると、1死後、4番岸選手がレフト前に強烈なヒットを放って1死1、2塁のチャンス。次打者のセカンドゴロで2死2、3塁。明徳の大きな先制チャンス。

↓強烈なヒット 明徳4番岸選手

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しかし、ここは今治西の神野投手が落ち着いて次打者を打ち取り、大きなピンチを無失点で切り抜ける。

すると4回裏の今治西、先頭の3番越智選手が、2打席連続となるヒットで出塁。続く4番福原選手の打席。これまでの大野監督の作戦からすれば、ここは4番でも送りバントかと思っていると、福原選手はヒッティング。これがレフト前ヒットととなり無死1、2塁とチャンスを広げる。続く、5番神野選手の送りバントも絶妙な内野安打となり、無死満塁のビッグチャンスに。

↓今日も3安打の大活躍 今治西3番越智選手

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↓大野監督の積極的な采配に応えた今治西4番福原選手

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しかし、明徳の岸投手が踏ん張り、2死を取られてしまう。無死満塁からはなかなか得点できないよくあるパターンになりかけたが、ここでこの試合8番に打順が下がった秋川選手。秋川選手が振り切った打球は左中間を破り、タイムリーツーベースで今治西が一挙3点を先制した。なおも次打者がエラーで出ると、1番田頭選手がしぶとくセカンドへの内野安打で1点を追加し、4対0とリードを広げる。この4点目が実に大きかった。両チームにとって重い1点になった。

↓ワンチャンスをものにする勝負強いタイムリー2塁打 今治西8番秋川選手

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↓粘り強く4点目のタイムリー 今治西1番田頭選手

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しかし、最大のポイントは、無死1塁から4番福原選手にヒッティングでいった大野監督の采配だ。攻めるべきときを逸せず、積極果敢に攻撃に出た姿勢が素晴らしかった。この姿勢が今日の勝利を呼び込んだと言っても過言ではないと思う。

こうなると今治西の神野投手が乗ってくる。6回、7回とそれぞれ2奪三振で三者凡退に抑え込む。6回には明徳の4番岸選手をゆるい変化球で三振を奪うと、7回には右打者のインコーナーにストレートをズバッと投げ込んでの奪三振。僕が今まで見てきた中で、今日の投球はまさに神野投手のベストピッチングだ。

↓尻上がりに調子が良くなった今治西神野投手

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いっぽうの明徳岸投手も好投し、今治西は6回、7回、8回と三者凡退に抑え込まれ、チャンスが作れない。

↓明徳ベンチ 馬淵監督

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試合はそのまま9回裏の明徳、1死後、エラーでランナーが出て、1死1塁のチャンス。ここで4番岸選手の強烈な打球がショートを襲うが、田頭選手がうまくさばいてダブルプレイで試合終了。今治西が4対0で明徳を破った。

↓今治西 大野監督

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両投手がベストピッチを繰り広げる非常に締まった好ゲームだった。勝敗を分けたのは4回の攻防のみ。チャンスを生かせなかった明徳が負け、チャンスを積極的に攻めてものにした今治西が勝った。

それにしても今治西は強い。そつのない負けない野球が徹底されている。全国区の明徳を破っての準決勝突破は、今治西にとっても大きな自信になったんじゃないだろうか。明日の決勝戦も勝って、是非とも優勝してもらいたい。

【第2試合 生光学園3-池田9】

徳島県1位校の生光と3位校の池田、徳島県勢同士の対戦となった第2試合は、池田に勢いがあった。前の試合、西条との延長の大熱戦を制した勢いそのままで今日の試合も快勝した。

池田は1回表に2本のタイムリーで2点を先制し、試合の主導権を握ると、その後も打線が非常に活発で、得点を重ねていく。そして、注目のエース名西投手が生光打線を抑え込み、8回表を終わって9対1と大きくリード。 

↓好投が光る 池田エース名西投手

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↓今日も大活躍 池田4番岡本選手

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8回裏の生光、この回、得点できなければ8回コールド負けとなる場面で、粘り強く2点を返して意地を見せる。

↓140キロ超のストレートを投げ込む生光2番手の高橋投手

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池田の名西投手、最後は疲れが見えたが、大量リードで守られ、そのまま9対3で池田が準決勝を突破した。

↓試合後、握手する両チーム選手たち 今回の四国大会では初めての光景

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↓決勝進出(=センバツ当確)を喜ぶ3塁側池田スタンド

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↓池田 岡田監督

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これで明日の決勝は今治西対池田の好カード。4年前、前回の四国大会が愛媛県で開催されたときは、今治西が優勝した。ホームということもあり、明日も今治西には是非とも優勝を掴み取ってもらいたい。ガンバレ西高!!

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2013年10月21日 (月)

高校野球秋季四国大会今治西ベスト4

雨で順延となった高校野球秋季四国大会準々決勝、愛媛2位校の今治西が香川1位校の坂出を5対2で破り、ベスト4に勝ち上がった。

さすがに今日は観戦に行けなかったので、テレビのニュースで試合結果を見たのだけれど、初回に2点を先制されるも、1回裏に1点、2回裏に2点を返してすぐに逆転すると、その後は先発の神野投手が立ち直り坂出に追加点を与えず、中盤に2点を追加するという、非常にいい試合展開に持ち込めたようだ。

神野投手の立ち直りも良かったが、今日も3番越智選手、4番福原選手など中軸が打って得点できたことが大きかったんじゃないだろうか。

いっぽう、愛媛1位校の西条は、徳島3位校の池田と対戦。西条の島田投手、池田の名西投手が互いに一歩も譲らない投手戦を演じ、2対2のまま延長戦にもつれ込み、延長11回、3対2で西条が惜敗した。

先日の雨中の1回戦を見ても池田の名西投手は球威はあるし、コントロールもいいし、素晴らしい投手だと思っていたが、今日もいい投球で西条打線が抑え込まれたようだ。しかし、西条も二度同点に追いつく粘り強さで接戦に持ち込み、最後、負けてしまったが、愛媛1位校として大健闘だったんじゃないだろうか。

これで四国大会ベスト4は愛媛の今治西、高知の明徳義塾、徳島の生光学園、池田に決まった。そして、今週末の準決勝で、今治西は明徳義塾と対戦することになった。

来春のセンバツ甲子園、四国地区からの選抜枠はまずは2校。そのため、次の準決勝で勝つことの意味は非常に大きい。今治西にとっては、明徳は非常に高い壁ではあるが、何とか突破してもらいたい。

明徳は、甲子園経験も豊富で、全国区で注目されているエース岸投手を擁し、今大会の優勝候補と目されている強豪。好投手相手の試合なので、なかなか点は取れないと思うが、こちらもエース神野投手に踏ん張ってもらって、相手に点を与えず、終盤までロースコアの接戦に持ち込み、最後、何とか勝機を見出してもらいたい。

4年前、坊ちゃんスタジアムで秋季四国大会が開催されたときに、優勝したのは1年生の林投手を擁した今治西。決勝戦では高知の高知高校を破っての優勝だった。今回も地元開催ということで、今治西には是非とも頑張ってもらいたい。

頑張れ今治西!!

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2013年10月19日 (土)

高校野球秋季四国大会1回戦

坊ちゃんスタジアムで高校野球秋季四国大会の1回戦を観戦してきました。

今年の四国大会は4年に一度の愛媛県開催。地元開催ということで、今週末と来週末は熱戦が観戦できるのだ。

↓今日は朝から曇り空

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【第1試合 今治西22-高知追手前1】

オープニングゲームは愛媛2位校と高知3位校の高知追手前との対戦。

今治西は1回表、先発のエース神野投手が高知追手前を3者凡退に抑え上々の立ち上がりを見せると、1回裏、1番田頭選手が四球出塁、2番杉野選手の送りバントで1死2塁の先制チャンス。ここで3番越智選手がライト線にタイムリー2塁打を放ち、1点を先制、試合の流れをつかむ。

↓今日は立ち上がりから安定したピッチング 今治西神野投手

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↓3安打の活躍で調子が上がってきた今治西3番越智選手

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今治西は続く2回裏、四球で出たランナーを2塁に進め、8番西原選手のタイムリーで1点、1番田頭選手のタイムリー2塁打でさらに1点を追加、3対0と高知追手前を引き離す。

↓今日もタイムリーの活躍 今治西8番西原選手

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こうなると試合の流れは完全に今治西。3回表に、エラーで出したランナーをこの試合追手前唯一のヒットを打たれて1点を返されるが、3回裏にはヒット9本を集めてこの回だけで11得点。続く4回にも8得点で22対1、5回コールドゲームで快勝した。

今日の今治西、まず先発の神野投手が良かった。初回の立ち上がりからボールがよく走っていた。そして、打線も上位から下位まで非常によく振れていた。特に、今日、3安打の活躍をした3番越智選手に当たりがもどってきたのは大きい。そしてそして、途中から出場の大型1年生藤原選手が、レフトスタンドにスリーランホームランを叩き込んだ。圧巻のホームランだった。

↓レフトスタンドへの圧巻のホームラン 今治西1年生藤原選手

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↓最後を締めくくった今治西門田投手も好投

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今治西、まずは快調に初戦を突破。投打ともに調子がいいので、このまま明日の2回戦、香川の坂出との一戦に挑んでもらいたい。

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【第3試合 英明4-帝京第五1】

第3試合では愛媛3位校帝京第五が香川2位校の英明に挑んだ。

序盤は緊迫感に満ちた接戦だったが、中盤から終盤にかけ、英明が徐々に力を出し、帝京第五を突き放していった。

1対0、帝京第五がリードで迎えた6回表、英明に2点を返され逆転されると、7回、8回にも1点ずつ追加され、そのまま逃げ切られてしまった。

帝京第五は投打ともに県大会のときの勢いが感じられず、ちょっとちぐはぐな印象が残った。逆に言えば、英明は投打にわたってかなりの実力を持っているように思う。

【第4試合 高知東工2-池田7】

第4試合は高知2位校の高知東工と徳島3位校池田との対戦。

僕の世代にとっては「あの池田」を見ることができて、たまらない試合だ。

↓“IKEDA”のユニフォームがたまらない

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試合は途中から本降りの雨の中での一戦となったが、立ち上がりに1点を奪われた池田が、その裏、すぐに3点を返して逆転。試合の主導権を握り、その後も着々と追加点を挙げ、7対1で高知東工を破った。

↓好投した池田のエース名西投手

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↓タイムリーヒットの活躍 池田3番三宅選手

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池田は初回の無死満塁のピンチを1失点で切り抜けられたことが大きかった。逆に高知東工は、初回をビッグイニングにしたかった。

それにしてもこの試合、雨中の試合となったが、両チームの選手たちは最後まで良く頑張った。特に、大量リードされ、あわやコールドゲームかという場面もあったが、ギリギリで踏ん張った高知東工の頑張りは素晴らしかった。

↓雨中の試合、両チームの選手たちは最後までよく頑張った

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明日は2回戦の4試合。愛媛の今治西と西条が登場するので、朝から応援だ。

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2013年9月29日 (日)

高校野球秋季愛媛県大会決勝

高校野球秋季愛媛県大会の代表決定戦、決勝戦の2試合を観戦してきました。

↓さわやかな秋晴れの下 気持ちのいい野球日和

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【決勝戦 今治西5-西条8】

第1シードの今治西。1回戦で第2シードの済美を破ってここまで勝ち上がってきた西条。両チームが雌雄を決する激突は、大熱戦の末、今治西が西条に完敗した。

神野投手の安定したピッチングを中心に粘りの野球で勝ち上がってきた今治西と、強力な打撃力で勝ち上がってきた西条。対照的な両チームの決勝戦は初回から大きく動く。

1回表の西条。先頭打者の1番矢野選手がヒットで出ると、3番高橋選手、4番山橋選手の連続タイムリーなど、この回、ヒット4本を集中し3点を挙げ、試合の主導権を握る。

今日の神野投手、立ち上がりから調子が良くない。ボールが低めに決まらず、高めに甘く入ってくるところを西条の強力打線に痛打された。

↓今治西 神野投手 今日は勝負どころでボールが決まらなかった

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西条の先発は、島田投手。今日も低め両コーナーへの丁寧なピッチングが決まり、今治西打線は凡打の山。ヒットでランナーが出ても、送りバント失敗や、強打に出てダブルプレイなど、非常に流れが悪い。

↓好投する西条の島田投手 制球力が良かった

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初回に3点を奪われた今治西の神野投手、2回以降は徐々に立ち直りを見せ、ヒットのランナーは出すものの、西条に追加点を許さない。

今治西は5回裏、2つの死球と相手エラーで1点を返し3対1とするが、島田投手の丁寧なピッチングの前になかなかヒットが打てず、ここまでわずか2安打と振るわず、ベンチのムードも盛り上がらない。

↓ようやくヒットが出た今治西 4番西本選手

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6回表を2奪三振の三者凡退に抑えた今治西神野投手は調子が出てきた。しかし、7回表の西条、2死1、2塁で4番山橋選手がセンターオーバーのタイムリーで2点を追加、打者走者も一気にホームまで帰ってくるが、ここは本塁アウトで3点目はならず。しかし、ここで西条が2点を追加、5対1と今治西を突き放し、勝負あったかに思えた。

しかし、今治西も粘りを見せる。8回裏の今治西、1死から1番田頭選手が四球で出ると、2番杉野選手がレフト前ヒットでつないで1死1、2塁のチャンス。3番越智選手の打席で、ダブルスチールを試みるが3塁アウトで2死2塁。ここで越智選手がしぶとくセンター前にタイムリーで1点を返して2対5。次打者四球で2死1、2塁から5番神野選手がレフト前にタイムリーを放ってさらに1点を返すと、西条の送球が逸れる間に一気に打者走者までホームに帰り、土壇場で今治西が5対5の同点に追いつく。

↓今治西 2番手 門田投手 130キロ台のストレートを投げていた

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これで試合は俄然おもしろくなってきた。8回にピッチャーを神野投手から門田投手に交代していた今治西は、9回の表、再び神野投手がマウンドに。

9回表の西条、1死から3番高橋選手がライト前ヒットで出ると、4番山橋選手もヒットで1、2塁のチャンス。続く5番白川選手がセンターオーバーの3塁打で再び西条が7対5とリード。2死となった後、7番市原選手にもライトにタイムリーを打たれ8対5と突き放され、決着がついた。

9回裏、今治西を三者凡退に抑え、西条が8対5で今治西に勝った。

今治西は残念ながら西条に完敗してしまったが、敗因はやはり西条の強力打線に打ち込まれたことだ。神野投手、立ち上がりは調子が悪く、その後、徐々に調子を上げていったが、7回と9回、西条の3番、4番、5番との勝負どころでボールが甘く入ってきたところを痛打されてしまった。また、打撃陣も西条の島田投手の前に、いいところがなかった。特に上位打線に最後まで当たりが戻ってこなかった

。ここまでの戦いぶりでは、この時期にしてはまずまず完成度の高いチームと思っていたが、今日の決勝戦では、西条相手にまだまだ力不足だということを痛感させられた。投打にわたる課題もたくさん見えてきた。四国大会で勝ち上がっていくためには、もっともっとチーム力を高めてもらいたい。

西条は、とにかく打撃力が良かった。特に1番矢野選手、3番高橋選手、4番山橋選手、5番白川選手はスイングが速く、鋭い打球を弾き返すバッティングは迫力があった。また、島田投手も、低目を突くピッチングが素晴らしい。四国大会でも愛媛の1位校として頑張ってもらいたい。

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【代表決定戦 帝京第五7-東温0】

帝京第五と東温の代表決定戦は、強打の帝京第五打線に対し、東温のエース渡辺投手が踏ん張り、前半は投手戦に持ち込んだ。

↓力投する東温エース渡辺投手 来年夏が期待できる好投手だ

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↓東温1番樽茶選手 好打者だ

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しかし、中盤以降、強打の帝京第五打線が、東温の渡辺投手を捉えるようになり、4回に3点、8回に4点を挙げ、7対0、8回コールドゲームで帝京第五が東温を破り、四国大会への出場を決めた。

帝京第五の打線はやはりなかなか強力だ。特に、1番石谷選手、3番松本選手は打撃センス、パワーともに素晴らしいものを感じさせる。また、今日も先発した西浦投手は、昨日の今治西戦に続いてナイスピッチングだった。

↓帝京第五の好打者 1番石谷選手、3番松本選手

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東温も渡辺投手を中心によくまとまったチームだ。特にセカンドの青野選手をはじめとする内野の守備は堅守でチームのピンチをよく救っていた。チャンスで1本を打てる勝負強さをつけるとさらに強くなるチームだと思う。冬場に力を付けて来年夏の活躍に期待したい。

これで、四国大会出場校が決まった。

1位 西条

2位 今治西

3位 帝京第五

今年の四国大会は坊ちゃんスタジアムで開催される。地元開催ということで、3チームにはどんどん勝ち上がってもらって、センバツ出場権を掴んでもらいたい。四国大会が楽しみだ。

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2013年9月28日 (土)

高校野球秋季愛媛県大会準決勝

高校野球秋季愛媛県大会準決勝の2試合を観戦してきました。

【第1試合 今治西3-帝京第五1】

この試合最大の見せ場はいきなり1回表にやってきた。今治西の先発はここまで2試合連続完封のエース神野投手。その神野投手が帝京第五打線につかまる。

1番石谷選手が試合開始直後の初球をレフト前ヒット。2番菅選手に対し、神野投手は送りバントを警戒し過ぎて四球。3番松本選手にもレフト前ヒットを打たれて、いきなり無死満塁の大ピンチ。

しかしここからが神野投手の真骨頂。4番新家選手をサードゴロ、本塁ホースアウトに打ち取ると、続く2者を連続三振で立ち上がりの大ピンチを無失点で切り抜ける。

↓12奪三振の力投 今治西 神野投手

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フォアボールのほとんどない神野投手には珍しく、自らの四球でピンチを大きくしてしまった神野投手の今日の立ち上がりだったが、ここを無失点で切り抜けられたことが今日の勝因だったと言ってもいい。逆に帝京第五にとっては、ここで1点も取れなかったことが最後まで響いてしまった。

神野投手はその後、2回表を2三振を含む三者凡退で終わらせ、徐々に落ち着きを見せ始める。

対する帝京第五の先発は背番号10の西浦投手。サウスポーから両コーナー低めに丁寧なピッチングが光る。1回裏の今治西を打者3人で打ち取り、好調な立ち上がりを見せる。

↓好投する帝京第五 西浦投手

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2回裏、今治西は先頭の5番神野選手が四球で出ると、次打者が送りバントで1死2塁の先制チャンス。ここで6番福原選手がレフト前に見事なタイムリーを放ち、今治西が1点先制。続く7番秋川選手もヒットでつなぎ1死1、2塁とチャンスメイク。次打者の送りバントで2死2、3塁と攻めるが、次打者凡退で追加点はならず。

↓試合の流れを呼び込む先制タイムリー 今治西 福原選手

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↓今日もヒットでチャンスメイク 今治西 秋川選手

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今治西、1回表の神野投手の踏ん張りに続き、2回裏の見事な先制攻撃で試合の主導権を握った。チャンスで期待に応えた福原選手のタイムリーは本当に素晴らしかった。福原選手は今日、3安打の大活躍。相変わらず下位打線がよく当たっている今治西打線だ。

今治西は4回裏、先頭の5番神野選手がセンター前ヒットで出ると、続く6番福原選手もヒットで続き無死1、2塁。次打者の送りバントを1塁悪送球で2塁走者が還って1点追加。なおもランナー2、3塁から8番西原選手がレフトへ犠牲フライでさらに1点追加、3対0と帝京第五を突き放す。

↓しぶとく犠牲フライで追加点 今治西 西原選手

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こうなると今治西の神野投手のピッチングもどんどん良くなっていく。いつものテンポよいピッチングが戻ってきて、4回、5回にそれぞれ2奪三振の好投、調子は上向きだ。

しかし、6回表の帝京第五、1死から3番松本選手がエラーで出ると、次打者内野ゴロで2進、5番先山選手の打席のときに3盗を決め2死3塁のチャンス。ここで先山選手がセンターにタイムリーを放ち、3対1、帝京第五が1点を返す。

今治西は5回以降、帝京第五の西浦投手にうまくかわされ、追加点を奪えない。その上、走塁ミスやけん制アウトなどミスが続いて試合の流れが悪くなる。

悪い流れのまま迎えた8回表の帝京第五の攻撃。1死後、2番菅選手、3番松本選手の連打が続き、1死1、2塁のチャンス。流れが帝京第五に傾きかけた。しかし、ここも神野投手が踏ん張った。次打者を三振、その次も凡打に抑え無失点。この試合の勝負を決めたしびれる場面だった。

そして、そのまま今治西が逃げ切り、3対1で帝京第五に勝ち、明日の決勝戦進出と四国大会への出場を決めた。

今日の今治西、神野投手の調子がイマイチだった。それでも12奪三振で要所を締め、最小失点で抑える投球術はさすがだ。打撃陣も数少ないチャンスを粘り強くものにしていくところが良かった。

帝京第五は西浦投手の好投が光り、打撃陣の1番石谷選手、2番菅選手、3番松本選手を中心に上位打線は非常によく当たっていた。明日の代表決定戦でも打撃陣の活躍が鍵になりそうだ。

【第2試合 東温1-西条3】

1回戦で済美を破り勢いに乗る西条だが、今日の試合、東温の勢いはそれ以上だった。選手たちは元気はつらつ、ベンチからも大きな声が出ていたし、1塁側スタンドも大きな声援だ。

1回表、相手エラーで東温が1点を先制、試合の主導権を握り、おもしろい試合展開になった。

東温の先発はエース渡辺投手。サウスポーから勢いのあるボールを投げ込み、序盤、強打の西条打線を抑え込む。

↓西条を相手に投手戦を演じた東温 渡辺投手

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しかし、西条打線はさすがに強力で、4回に1点を返して同点に追いつくと、6回にも1点を挙げて2対1と逆転する。

東温打線も西条の島田投手からヒットを打つものの、チャンスであと1本が出ない。

そして、8回に西条に1点を追加され、試合を決められてしまう。

結局、3対1で西条が勝ったが、両チームの投手が好投し、見応えのある投手戦だった。

西条はこれで明日の決勝で今治西と対戦することになった。そして、四国大会への出場も決めた。西条は、各打者がコンパクトなスイングから鋭い打球を弾き返していて、打撃力は4チームのなかで最強だ。

東温も渡辺投手を中心に非常にまとまったチームだ。帝京第五との明日の代表決定戦も楽しみだ。

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2013年9月23日 (月)

高校野球秋季愛媛県大会準々決勝

坊ちゃんスタジアムで秋季愛媛県大会準々決勝の2試合を観戦してきました。

第2シードの済美、第4シードの松山聖陵が初戦で敗れるという波乱含みのこの大会。果たして混戦を制するのはどの学校か。

【第1試合 今治西3-新田0】

1回表の今治西。新田の先発は背番号1の黒川投手。1死後、2番杉野選手がレフト前ヒットで出塁。次打者三振の間に2盗を決め、2死2塁と先制のチャンスを作るが、4番西本選手がセカンドゴロに打ち取られ、ここは得点ならず。

↓新田の先発黒川投手

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↓今治西2番杉野選手 2安打の活躍

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今治西の先発は昨日に引き続きエースの神野投手。昨日は、立ち上がりにボールが高めに浮いていたが、今日は意識して低めにボールを集め、しっかり修正してきた。1回裏、2死から新田の3番好打者上杉選手にヒットを打たれるが、次打者を抑え、まずは無難な立ち上がり。

↓2日連続の完封勝利 今治西神野投手 抜群の安定感

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↓神野選手はバッティングでも活躍 打撃センスの良さはチーム一

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2回表の今治西、先頭の5番神野選手が内野ゴロエラーで出塁すると、次打者送りバントで1死2塁。7番秋川選手もショート内野安打で1、2塁とチャンスを広げると、8番西原選手がライトに3塁打を放って2点先制。続く9番若狭選手もライトオーバーの3塁打で続き、1点追加で3対0。

↓今治西 7番秋川選手 今日も大活躍 3番あたりを打たせたい

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↓今治西 先制2点タイムリースリーベースを放つ8番西原選手

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↓今治西9番若狭選手 タイムリースリーベースを含む2安打の大活躍

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新田はたまらず投手交代。背番号3の榎投手がマウンドに。なおも1死3塁のチャンスが続くが、ここは榎投手に1番、2番が抑えられ追加点はならず。

この試合、結果的には2回の下位打線の集中打が勝負を決めた。特に、先制のスリーベースを放った西原選手は、チャンスでの積極的なバッティングが素晴らしかった。

序盤で3点を先制した今治西、こうなると試合のペースは今治西に。神野投手は2回裏、3回裏ともに2三振を奪い三者凡退。低めにペースよく投げ込み、ストライク先行の安定したピッチングが冴えてくる。

神野投手、試合中盤からはストレートに加え、変化球でストライクが取れるようになってきて、さらに投球の幅が広がる。5回裏には三者連続三振を奪い、試合の流れをがっちりと掴む。

一方、新田の2番手榎投手も、威力のあるストレートとゆるい変化球を低めに集め、好投を続け、今治西打線はヒットが出るものの追加点を奪えない。

↓力投する新田2番手榎投手 2回以降、今治西打線を無得点に抑える好投

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7回表、今治西の攻撃が簡単に三者凡退に打ち取られると、試合の流れが変わってくる。7回裏の新田、3番上杉選手、4番河野選手と連打で無死1、2塁のチャンス。ここで今治西の越智捕手がリードの大きかった2塁ランナーを刺す。大きなチャンスだっただけに、試合の行方を左右するようなビッグプレイだった。1死1塁となった後、神野投手が後続を連続三振に仕留め、無失点で切り抜ける。

↓好打者 新田3番上杉選手

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8回表の今治西、先頭打者が四球で出ると、8番西原選手が送りバント。しかし、新田のサードが投球と同時に猛然とダッシュして、これをダブルプレイに仕留める。さらに、9番若狭選手がヒットで出るが、けん制に引き出されてアウト。今治西のちぐはぐな攻撃で再び試合の流れが変わる。

8回裏の新田、先頭打者三振の後、8番から1番まで3連打で1死満塁とこの試合最大のチャンスをつくる。ここで2番安地選手の打球は鋭いサードライナー。これを今治西三塁手西本選手が好捕、サードランナーも刺してダブルプレイ。連続のビッグプレイでピンチを切り抜ける。

そして、そのまま3対0で今治西が逃げ切ってベスト4に名乗りを上げた。今治西、今日の勝因はなんといっても神野投手の好投だ。先制点を挙げ試合の主導権を握るも追加点を奪えず、中盤から後半にかけてはまずい攻めや守りから、流れが新田に行きかけたが、それを食い止めたのはエース神野投手の踏ん張りだ。終始低めにベールを集め、ストライク先行のナイスピッチングだった。これで2日連続の完封、安定感抜群の実に堂々とした投球内容だ。

打線は、上位の当たりが止まっているが、5番の神野選手からの下位打線がよく振れている。今日、7番に上がった秋川選手を3番で起用するとおもしろい気がするのだけど。

【第2試合 八幡浜0-西条7(8回コールドゲーム)】

第2試合は昨日、済美を破って勢いに乗る西条が、そのままの勢いで八幡浜を撃破してベスト4進出を決めた。

↓第2試合は2階席で観戦 全体が俯瞰できていい感じ

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八幡浜の先発岡本投手も丁寧なピッチングで西条打線を何とかかわし、中盤までは投手戦に持ち込んだのだけど、7回に西条打線につかまり5失点と試合を決められてしまった。

西条の打線は好調だ。コンパクトな振りで鋭い打球を弾き返している。また常に次の塁を狙う積極的な走塁も随所で光っていた。また、昨日、済美打線を抑え込んだ島田投手も低めにボールを集め、連日の好投だった。

ベスト4が出揃って、シード校で残ったのは第1シードの今治西だけという大波乱の今大会。来週末は準決勝、決勝。四国大会、そしてセンバツと、どこが勝ち上がっていくか楽しみだ。

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2013年9月22日 (日)

高校野球秋季愛媛県大会1回戦

安楽投手擁する済美高校、愛媛県大会初戦敗退。これで済美の来春センバツ出場はなくなった。済美の安楽主将はひとりでセンバツ準優勝旗を返しにいくことになった。

今日はまず坊ちゃんスタジアム第2試合から書かなければならないだろう。

【第2試合 西条4-済美2】

済美の先発はエース安楽投手。しかし、安楽投手、今日は立ち上がりからどうも調子が良くない。簡単に2死をとったものの、西条の3番高橋選手にヒットを打たれると、4番山橋選手にもセンターにヒット。積極的な走塁で2、3塁とされると、続く5番白川選手にライトにタイムリーを打たれ、いきなりの3連打で2点を先制される。

↓今日の安楽投手 調子が良くなかった

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西条高校は、好投手安楽に対し、積極的なバッティング、積極的な走塁が奏功し、見事な先制攻撃だった。初回から2対0と西条が先制して試合がおもしろくなった。

西条は3回表、先頭打者がヒットで出ると、次打者のセンターへの当たりがエラーとなって無死1、3塁のチャンス。1塁ランナー、スチールの間に3塁走者が本塁に突入するがここは本塁アウト。1死2塁となったところで、済美は投手交代。安楽投手がライトに回り、マウンドには左の宮田投手。

西条は次打者がライト前タイムリーで1点追加。さらに次打者がスクイズを決め1点追加。4対0と済美を突き放す。済美はたまらず投手交代。山口投手がマウンドに上がり、そのまま切り抜けて何とかこの回を終える。

安楽投手はしきりに右手(肘?)を気にしていた。ストレートも走ってなかった。

西条は今日の試合、この3回の2得点が大きかった。特に、4点目のスクイズが非常に効いた。済美にとってみれば、あの場面はスクイズ要注意の場面だっただけに、簡単に決められてしまったのは惜しかった。

いっぽう、西条の先発は島田投手。右サイドスローから低め両コーナーに投げ込む制球力が抜群に良かった。済美の各打者は島田投手の低めのボールにまったく対応できなかった。

↓抜群の制球力で済美を撃破 西条の島田投手

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済美は5回裏、先頭の6番福島選手がヒットで出るが、次打者セカンドゴロ併殺打でチャンスがつぶれる。西条の野手陣の堅守も素晴らしかった。

しかし、済美の3番手山口投手も見事な好投を見せる。交代した3回以降、西条に得点を与えないピッチングでゲームを作る。

↓好投が光った済美の山口投手

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その上をいくのが西条の島田投手。回を追うごとに投球術がますますさえてくる。対する済美の攻撃陣はあまりにも淡白で、まったくいいところなし。

試合は4対0のまま9回裏済美最後の攻撃。2死2塁で4番安楽選手につなぐ。ここで安楽選手はライトスタンドに特大のホームランを叩き込む。夏の甲子園と同じように、この場面で、狙ってホームランを打てる安楽選手はさすがの強打者だ。

↓9回裏、4番安楽選手 意地のホームラン

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しかし、西条バッテリーにとってみれば、ここはホームランを打たれてもまだ2点リードがあるということで安楽選手と勝負にいった。ホームランを打たれはしたが、西条バッテリーにはまだ余裕が感じられた。そして、そのまま4対2で逃げ切り、西条が済美を破った。

西条の勝因はなんといっても島田投手の好投に尽きる。済美に連打を許さなかったナイスピッチングだった。また西条の打線も、コンパクトなスイングで鋭い当たりを打ち返していた。

今日の済美は、強さがまったく感じられなかった。収穫といえば山口投手の好投くらいか。山口投手が好投しただけに、投手起用がどうだったんだろうという気がする。

【第1試合 今治西4-今治北0】

第1試合は今治西と今治北の今治対決。今治出身者としてはたまらない一戦となった。

今治西は1回裏、1番田頭選手がセンター前ヒットで出ると、2番杉野選手が送りバントで1死2塁。3番越智選手のライトフライでランナーがタッチアップ。3塁への送球が逸れる間にランナーが還って今治西が1点先制。見事な先制攻撃で今治西が試合の主導権を握る。

↓今治西 好打が光る1番キャプテン田頭選手

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今治西の先発はエース神野投手。落ち着いたマウンドさばきで、非常にテンポ良く投げ込んでいく。しかし、今日の神野投手、ボールが高めに浮き気味で、ボールが先行する。

↓安定感抜群のピッチング 今治西エース神野投手

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↓こちらも好投する今治北原投手

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今治北の打撃陣もよく振れていて、鋭い当たりを打ち返していた。しかし、神野投手はランナーを出しても得点を許さない投球はさすがだ。

今治西は4回裏、先頭の5番神野選手がライト前ヒット。次打者6番福原選手死球の後、送りバントで1死2、3塁のチャンス。ここで8番秋川選手がセンター前にタイムリーで1点追加する。

↓驚異の8番打者今治西秋川選手 鋭い打球を打ち返していた

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今治西は続く5回裏にも先頭の1番田頭選手、2番杉野選手の連打の後、相手のエラーと5番神野選手のタイムリーで2点を挙げ、4対0と今治北を突き放す。

↓今治西 4番西本選手

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↓バッターとしても3安打の大活躍神野選手

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こうなると試合は今治西ペース。神野投手のピッチングも尻上がりに良くなり、後半は安定感抜群のピッチング、そのまま4対0で今治北打線を完封した。

今治西、ビッグチャンスはなかったものの、少ないチャンスを確実にモノにし、投手力と守りで逃げ切る安定した強さを見せたゲームだった。

今治北も第1シードの今治西相手に、最後まで粘り強くいい試合をしていた。

↓センバツへ向け まずは初戦突破の今治西

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2013年9月16日 (月)

秋季高校野球中予地区予選

坊ちゃんスタジアムで秋季高校野球中予地区予選、済美高校と松山北高校の試合を観戦してきました。

↓台風一過の秋晴れの坊ちゃんスタジアム

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夏の甲子園を沸かし、U18世界大会で大活躍した安楽投手が登場するということで、中予地区予選にもかかわらず、スタンドには多くの観客が観戦に訪れていた。

台風一過の気持ちのいい秋晴れ。かなり風が強いものの、最高の野球日和だ。

↓気持ちのいい秋晴れ、最高の野球日和だ

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来週末からの県大会出場をかけた今日の試合。安楽投手を擁する済美に、松山北がどこまで食い下がっていけるかが見所だった。

↓両チームのオーダー

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松山北の先発はエース渡部投手。立ち上がりは、大きく曲がるゆるいカーブを武器に、両コーナー低めを突く投球がさえる。1回表、2死からランナーを出すと、打席には4番安楽選手。いきなりのピンチだ。しかし、ここは向かっていくピッチングで安楽選手をライトフライに打ち取り、初回のピンチをしのぐ。

↓序盤、好投する松山北渡部投手

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↓1回表の安楽選手の打席はライトフライ 結局、今日はノーヒット

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一方の安楽投手。1回裏のマウンドは、抑え目のピッチングながら、松山北を三者凡退に打ち取り上々の立ち上がり。

2回表、済美は先頭の5番宇都宮選手がヒットで出ると、次打者四球でチャンスを広げる。その後、満塁と攻め寄り、センターへの犠飛で1点を先制。しかし、松山北もここは踏ん張って、この回は何とか1失点で切り抜ける。

2回裏の松山北、先頭の4番井上選手が四球で出塁。何とか流れを引き寄せたいところだったが、安楽投手に後続をピシャリと抑え込まれてしまう。それでもまだ、この段階では松山北が済美にしっかりと追走していた。

その松山北を突き放したのは安楽投手だった。3回裏のマウンドに上がった安楽投手。イニング前の3球の投球練習時に何とキャッチャーをバッターボックス後ろにあるダートサークルの外側に座らせて、思いっきり剛速球を投げ込んだ。

そして、3回裏の投球が始まると、目の覚めるような剛速球を投げ始めた。まるで1回、2回のピッチングは投球練習だったのかと思うほどで、ここからいきなりトップギアに入れ、ものすごい快速球を、しかもコーナーにコントロール良く投げ込んでくる。打者を寄せ付けないまさに圧巻のピッチングだった。

↓圧巻の安楽投手のピッチング

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こうなると済美ペース。4回表には8点、5回表には5点を挙げ、結局、14対0、5回コールドゲームで松山北に勝ち、県大会出場を決めた。

安楽投手は圧巻のピッチングだった。世界大会での大活躍で、愛媛の安楽から世界のANRAKUになったそのままの実力を見せつけられた。バッターを寄せ付けない迫力、威圧感、安定感、そして強烈なオーラが感じられた。結局、5回を投げて無安打1四球無失点だった。

果たして、来週からの県大会で、この安楽投手を打ち崩せるチームが出てくるのだろうか。とても楽しみだ。

敗れた松山北、序盤は何とか済美に食らい付いていったが、安楽投手の快投で突き放され、中盤で一気に攻め込まれてしまった。強打の済美を相手に、最後は自滅気味だったところもあったので、自分たちの持てる力をフルに出せるよう頑張ってもらいたい。

来週末からの県大会が楽しみだ。

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