高校野球2011

2011年10月23日 (日)

高校野球秋季四国大会今治西惨敗

高校野球秋季四国大会2回戦、今治西は徳島県1位校の鳴門と対戦、16対2というまさかの大差で5回コールド負けの大敗を喫した。

詳細はわからないが、県大会を強打で勝ち上がってきた鳴門打線に、今治西投手陣が打ち込まれ、エラーもからんで、序盤で勝負がついたようだ。自慢の4投手をつぎ込んでも、強力な鳴門打線の勢いを止めることはできなかったようだ。まさに完敗だ。

これで、今治西のセンバツ出場の夢は事実上、消えてしまったが、思えば、昨年の秋季四国大会も2回戦で高知にコールド負け。しかし、そこからスタートして今夏の甲子園を掴み取った。

今チームも、今日のこの悔しさを忘れず、冬場にもう一度鍛えなおして、夏の甲子園を目指してもらいたい。

特に、中西投手、石垣投手のタイプの異なる左右の両投手はどちらも1年生。冬場で大きく成長してもらいたい。

今治西は破れてしまったが、愛媛代表は、宇和島東が明徳を相手に善戦しているし、明日は1位校の小松が登場する。この両チームの活躍に期待したい。

<追記>

優勝候補の呼び声高い明徳相手に、宇和島東は最後まで接戦に持ち込み、善戦したものの、惜しくも4対3で敗れてしまった。残念だ。

ここまで、ベスト4に進出を決めた3校はすべて各県の1位校。やはり1位校の壁は厚いということか。

こうなれば残るはあと小松のみ。愛媛の代表として奮起してもらいたい。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2011年10月22日 (土)

高校野球秋季四国大会1回戦

今日から始まった高校野球秋季四国大会。今年は徳島県で開催のため、さすがに球場へは行かず、テレビやラジオでの中継もないため、ネット情報で応援だ。

今日の1回戦、今治西は香川県3位校の観音寺中央と対戦、6対1で明日の2回戦へ勝ち進んだ。

試合の詳細はわからないけれど、2回表に連打で3点を先制、これで試合を優位に進め、6回裏に1点を返されるが、直後の7回表、再び連打で3点を追加し、そのまま6対1で逃げ切ったようだ。

イニングスコアを見る限り、先発の中内投手が相手チームを抑えている間に先制。中盤に反撃された直後、追加点を挙げて突き放すという試合展開だったみたいで、磐石の勝ち方だったんじゃないだろうか。

これで明日の2回戦で、徳島県1位校の鳴門と対戦することになった。自分たちの野球、自分たちの力を出し切って、2回戦も突破してもらいたい。

そして、今日の1回戦では、愛媛県の宇和島東が徳島県2位校の川島と対戦。見事3対0と完封勝ちで2回戦進出を決めた。宇和島東はエース中川投手は登板しなかったようだけど、宮本投手が素晴らしいピッチングを見せたようだ。

宇和島東、明日の2回戦の相手は高知県の1位校明徳義塾。今大会の優勝候補の呼び声高い相手だけど、思い切って挑戦し、勝ってもらいたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年10月 2日 (日)

今治西 VS 小松

坊ちゃんスタジアムで秋の高校野球愛媛県大会決勝戦を観戦してきました。勢いだけではなく、力もある小松が今治西をねじ伏せ、見事に初優勝を飾った。

【決勝戦 小松5-今治西2】

後攻今治西の先発は、昨日、好投したエース中西投手。1回表、先頭打者を2ナッシングと追い込みながら、3球目を簡単にセンター前にヒットされるなど、立ち上がりから今日はコントロールがいまひとつ。それでも1回表はなんとか無失点で切り抜ける。

小松の先発は昨日、延長12回を投げきったエースの中野投手。1回裏の今治西、先頭の池内選手が死球で出ると、内野エラーもからんで1死1、2塁の先制チャンス。ここで4番末廣選手がレフトにタイムリーを放ち、1点先制。なおも、1死1、2塁とチャンスが続くが、ここは小松の中野投手が踏ん張り、後続を絶って初回を1失点で切り抜けた。

<↓先制打の今治西4番末廣選手>

P1170863

昨日の疲れからか、立ち上がりの調子がいまひとつだった中野投手だっただけに、今治西にしてみれば、初回のチャンスで一気に畳掛けたかった。大量得点がねらえる場面だったが、ここで1点しか取れなかったことで最後まで苦しい試合展開になってしまった。

2回表、今治西中西投手は先頭打者を四球で出してしまう。7番中野選手がレフト前ヒットでチャンスを広げ、次打者の送りバントは失敗でサード封殺。しかし、コントロールが定まらない中西投手は、次打者にも四球で1死満塁。小松打線は中西投手の甘く入ってくるボールを打ち返し、1番村上選手、3番宇都宮選手のタームリーで3点を返し、3対1と逆転に成功する。

<↓小松の強打者3番宇都宮選手>

P1170867

小松は3回表にも内野安打で出た先頭打者を送り、8番高橋選手のセンター前タイムリーで1点を追加、効率いい攻めで4対1と今治西を突き放す。

初回を最小失点で切り抜けた小松の中野投手は、2回、3回と今治西を三者凡退に打ち取り、徐々にリズムをつかんでいく。最速は128キロ、低目へのコントロールが決まり始めた。

<↓連日の好投 小松中野投手>

P1170860_2

これ以上の失点が許されない今治西は、3回途中から代わった伊藤投手が踏ん張りを見せるが、4回表、サードゴロに打ち取った当たりを1塁に暴投、2進された後、今度はセカンドゴロをトンネルし、1点を追加され5対1。ふたつのエラーで1点を取られ、試合の流れを自ら完全に手放してしまう。

今治西は5回裏、先頭打者が四球で出塁、パスボールで2進後、送りバントで1死3塁のチャンス。ここで1番池内のショートゴロの間にランナーが帰って5対2と追い上げる。

今治西は5回からマウンドに上がった中内手が粘り強い投球で小松打線を打ち取り、何とか追加点を阻止するが、今日の今治西の反撃はここまで。小松の中野投手の好投、そして野手陣の好守の前に手も足も出ず、このまま5対2で完敗。

<↓踏ん張りを見せる今治西中内投手>

P1170874

それにしても今日の小松中野投手のピッチングは素晴らしかった。昨日、延長11回を投げ抜いた直後だというのに、スタミナそして安定感はまさに驚異的だ。そして、エースの好投に応え、チーム全体がひとつにまとまった小松のチーム力は本当に素晴らしかった。単なる旋風ではなく、小松の実力は本物だ。

今治西にしてみれば、5回裏、1死3塁の場面、守る小松内野陣はやや深めの守備位置。点差を考えれば当然のシフトだ。ここで小松ベンチのねらいどおりショートゴロで1点止まり。この1点は自分たちで取った1点ではなく、チャンスをつぶすことと引き換えに相手からもらった1点だ。いい投手と対戦しても、強いチームと対戦しても、勝ち進んでいくためには、こういう場面で相手の思惑を突き破っていく、勝負どころでの突破力が必要だ。

今治西、今日の試合は、もちろん負けてもいい試合では決してなかった。しかし、今日の敗戦を、四国大会、さらにはその先のセンバツへとつながる負けにしてもらいたい。意味のある敗戦にしてもらいたい。四国大会での活躍を期待したい。

【代表校決定戦 宇和島東10-川之石3】

宇和島東と川之石の代表校決定戦は、宇和島東が初回に挙げた5点が最後まで川之石に重くのしかかり、粘り強く頑張った川之石だったが、最後は力尽き、思わぬ大差で宇和島東が勝ち、四国大会への出場を決めた。

川之石の先発は、昨日の今治西戦で好投した左腕矢野投手。今日は疲れからか昨日ほどはコントロールが良くない。生命線ともいえる低目両コーナーへのボールが決まらず、高めに浮いてしまった。

<↓頑張った川之石矢野投手>

P1170850

宇和島東打線は、1回裏、その矢野投手の甘いボールを見逃さず、鋭く打ち返してランナーをため、5番原田選手がレフトスタンドに突き刺さる満塁ホームランでいきなり4点先制。その後、エラーもからんでさらに1点追加、5対0とリードして試合の主導権を握る。

<↓満塁ホームランの宇和島東5番原田選手>

P1170840

宇和島東の先発は、背番号5宮本投手。120キロ台後半のストレートがよく走っていた。

2回にも1点を追加され、6対0となった川之石は3回表、ヒットの先頭打者に続き四球を選び、送りバントで1死2、3塁のチャンス。2番阿部選手のセンター前タイムリーで1点を返す。さらに3番塩崎選手のセカンド内野安打で1点を追加、この回、2点で6対2と追い上げる。

川之石は5回にも連続ヒットで1点を返すが、6回裏、四球とエラーで宇和島東に1点を奪われ、7対3とふたたび4点差。

今日の川之石、最後まで宇和島東のしっぽをつかむことができなかった。いきなり5点をリードされたうえに、近づいては離され、自分たちの流れを作ることができなかった。何度かのチャンスもフライアウトで得点できなかった。

試合は最後、8回裏に宇和島東に3点を挙げられ、10対3で川之石はコールド負けを喫してしまった。

今日の試合は、南予勢同士、これまで何度も対戦したことのある両チーム。これまでの対戦成績から、相手に対して自信をもっている宇和島東と、相手に苦手意識をもっている川之石、その意識の差が出てしまった試合だったように思う。宇和島東の各打者は、自信をもって思い切りよくスイングし、強い打球を打ち返していた。

しかし、川之石も良く頑張った。6点をリードされた3回表の攻撃。1死2、3塁からセンター前ヒットで3塁走者に続いて2塁走者もホームをねらうが、これは本塁タッチアウト。センターの捕球位置、点差を考えれば、2塁走者の走塁は明らかに暴走だった。

川之石の素晴らしいところは、この次の場面。本塁アウトの間に2塁に進んでいたランナーは、次打者の打球がセカンド内野安打になる間に、果敢にホームへ突入してきた。間一髪セーフ。暴走アウト直後だっただけに、慎重に走塁する場面だったが、思い切りのいい素晴らしい走塁だった。セーフになったからではない。宇和島東という大きな壁を前に、しかも大量にリードをされたときに、これを突破しようとすれば、失敗をおそれず、ぎりぎりのところを果敢に攻め込む姿勢が必要だ。そういう攻めの姿勢が見られた素晴らしい走塁だった。

勝った宇和島東には四国大会では、中川投手の復調と強打爆発に期待したい。

敗れた川之石、コールド負けを喫した矢野投手の涙が印象的だったが、この悔しさを冬の間に大きなパワーに変えてもらいたい。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2011年10月 1日 (土)

今治西 VS 川之石

坊ちゃんスタジアムで秋の高校野球愛媛県大会準決勝の2試合を観戦してきました。ベスト4が激突する準決勝は、2試合ともに1点を争う大熱戦で、見応え十分のナイスゲームだった。

【第2試合 今治西4-川之石3】

まずは第2試合から。準決勝、後攻今治西の先発は背番号10石垣投手。ここまで中継ぎでの安定したピッチングから、今日は先発マウンドへ。

<↓今治西先発石垣投手>

P1170796

立ち上がりの1回表、簡単に2死を取るが、ここから川之石自慢のつながる打線が爆発する。3番塩崎選手、4番菊池選手、5番佐々木選手、6番伊藤選手、7番曽我選手まで、怒涛の5連打で一挙に3点を挙げる。川之石打線は甘いボールを見逃さず積極的に打ちにいき、鋭い当たりをはじき返していた。ツーアウトからの連打での先制攻撃は迫力があり、見事だった。

<↓川之石打線注目の4番菊池選手>

P1170801

2回表、1死からサードゴロを末廣選手がエラー。その後、四球で2死1、2塁となったところで今治西は投手交代。エースの中西投手をマウンドへ。そして、ここは中西投手が後続を絶ち無失点で切り抜ける。

今日の石垣投手、球速は最速131キロと、まずまずだったが、ボールが高めに浮いていた。高めに入った甘い球を川之石打線に痛打された。

いっぽうの川之石の先発は背番号7サウスポーの矢野投手。球速はそれほどないが、低目にコントロール良く投げ込み、序盤、左打者が7人並んだ今治西打線はうまくタイミングをはずされ、凡打の山を築かされる。

<↓好投する川之石矢野投手>

P1170803

今治西は4回裏、先頭の4番末廣がヒットで出ると、走塁ミスもあったがヒットが続いて2死1、3塁のチャンス。続く8番中西選手の当たりはサードゴロ、これが1塁への悪送球となり2点を返して2対3と追い上げる。

続く5回裏の今治西、1死後、2番伊藤選手が内野安打で出ると、3番笠崎選手がライト前にエンドランを決め、1死1、3塁のチャンス。ここで4番末廣選手が大きなレフト犠牲フライで、今治西が3対3の同点に追いつく。

<↓同点打の今治西4番末廣選手>

P1170812

5回を終わって3対3の同点。両チームともにヒットは6本ずつ。エラーもひとつずつとまったくの互角。立ち上がりに3点を先制し、主導権を握った川之石が前半はずっと試合の流れを握っていたが、今治西が徐々に追い上げ、ここにきて互角になった。

その後、両チームのピッチャーが好投し、両チーム得点なく、3対3のまま8回裏へ。今治西は先頭の5番中内選手が四球で出ると、6番東福選手が送りバントで1死2塁のチャンス。7番曽我部選手のライトフライでランナーが進み、2死3塁。ここで、8番中西選手がやわらかいうまいバッティングでレフト前にタイムリーを放ち、ついに今治西が4対3と逆転した。

<↓決勝打の今治西中西選手、投打にわたり大活躍>

P1170819

中西投手は9回表の川之石を打ち取り、今治西がそのまま4対3で川之石を破り、明日の決勝戦、それから四国大会への進出を決めた。

今日の試合、勝因は何といっても中西投手の好投に尽きる。2回途中で急きょ登板した後、回を追うごとに調子を上げ、川之石打線を見事に封じ込んだ。結局、交代した後、打たれたヒットはわずか1本だけだった。中盤から終盤へと、好投で徐々に流れを呼び込んでいったが、際立ったのは8回表、川之石の攻撃をわずか3球でチェンジさせた。これで完全に流れが変わり、その裏の今治西の逆転につながった。

<↓好投で勝利を呼び込んだ今治西中西投手>

P1170810

初回に3点を先制された今治西はまったく動揺することなく、どっしりと構えて最後まで自分たちの野球をやっていた。序盤、試合の流れが大きく川之石に傾く中、中盤に同点に追いつき、がっぷり四つに組んでからはまさに横綱相撲、最後は地力で押し切った。

今治西はこれで四国大会への出場が決まったが、ここまで来れば明日の決勝戦も勝って、1位校として四国大会へ出場してもらいたい。

川之石も矢野投手の好投と、初回の連打は素晴らしかった。数少ない選手たちが一丸となってボールを追い求める姿は高校野球の原点を見るようだ。明日の代表校決定戦でも頑張りをみせ、四国大会出場を勝ち取ってもらいたい。

【第1試合 宇和島東2-小松6】

第1試合、宇和島東と小松、シード校同士の激突は、1点を争い延長戦にもつれ込むナイスゲームだった。

宇和島東は2回裏、6番中川選手、7番宮本選手の連続2塁打で1点先制。

しかし、6回表、小松は四球で出た先頭打者をバントで送り、6番青野選手がライトへ転がるタイムリーで1点を返し、1対1の同点に追いつく。

さらに9回表の小松、先頭打者がエラーで出ると送りバントで1死2塁。2番尾野選手の当たりはレフト線へのフライ。これをレフトが落球し、ファウルとなると、次の球を右中間へはじき返し、タイムリー3塁打で小松が1点をリード。

しかし、9回裏の宇和島、連打と送りバントで1死2、3塁と逆転サヨナラのチャンス。ここで6番中川選手がセンターへの大きな犠牲フライで2対2の同点に追いつく。

試合はこのまま延長戦へ。11回表、小松は先頭打者が四球で出ると送りバントで1死2塁。続く3番宇都宮選手が右中間への2塁打を放ち、1点リード。この後、スクイズ失敗もあったが、四死球でランナーがたまり、2死満塁。ここで7番中野選手がセンターオーバーの走者一掃3塁打で3点追加。6対2で試合を決めた。

<↓力投した宇和島東中川投手>

P1170781

<↓こちらも好投した小松中野投手>

P1170787

宇和島東中川投手、小松中野投手、両投手の好投で素晴らしいナイスゲームになった。最後は、宇和島東の中川投手が疲れからかボールが甘くなり、小松打線につかまってしまった。小松は、中野投手が宇和島東に10安打を打たれながら、2失点で抑えたことが勝利につながった。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2011年9月24日 (土)

今治西 VS 松山商

秋の高校野球愛媛県大会準々決勝、今治西と松山商の試合を観てきました。戦前の予想どおり、大激戦となった大一番は、3対3で迎えた9回裏、今治西が劇的なサヨナラ勝ちでベスト4進出を決めた。

【第1試合 今治西4X-松山商3】

今治西の先発は昨日に続いてエース中西投手。1回表の初球、松山商の1番西森選手が振り抜いた打球はあわやホームランかというようなライトオーバーの3塁打。いきなりピンチを迎えてしまう。続く2番岡本選手がレフト前にはじき返し、打者2人で松山商に1点先制を許してしまう。

なおも無死1塁とピンチが続いたが、ここは中西投手が踏ん張って後続を絶ち、初回を1失点で切り抜けた。立ち上がりの大きなピンチ、大量失点につながりかねない場面だっただけに、ここを最小失点で切り抜けられたことは大きかった。

しかし、今日の中西投手は調子がいまひとつ良くなかった。制球が悪く、ボールが高めに浮いて苦しい投球が続いた。

今治西は3回表から投手交代、中内投手をマウンドに。中内投手も制球に苦しみ、四死球で2死1、2塁のピンチを作ってしまう。今治西、ここで投手交代、左打者の5番倉田選手に対し、左腕の伊藤投手をマウンドに。伊藤投手は気合のこもった投球で三振に取り、ここはリリーフ成功。

松山商の先発はエース堀田投手。立ち上がりからまずまずの投球だったが、今治西の左打者にうまくレフト方向へ打ち返され、ピンチをまねく。今治西は1回から3回まで得点圏にランナーを進めるが、松山商の好守にも阻まれ、あと1本が出ない。

<↓好投した松山商堀田投手>

P1170762

4回表の松山商、先頭打者のサードゴロをサード末廣選手が1塁に暴投、無死2塁のピンチ。次打者が送りバントで1死3塁。続く8番山崎選手がスクイズを決め、2点目。簡単にスクイズを決められてしまったが、いかにもスクイズが来そうな場面だっただけに、今治西バッテリーはもっと警戒してもらいたかったところだ。

松山商は5回表、1死後、3番高木選手、4番堀田選手、5番倉田選手の3連打で1点追加。なおも1死2、3塁のチャンス。今治西は投手交代、中内投手から石垣投手へ。すると石垣投手は昨日に続いて今日も素晴らしい投球で後続を絶ち、追加点を許さなかった。球威、球速とも素晴らしいナイスピッチングだった。

<↓悪い流れをくい止めた今治西石垣投手>

P1170773

5回を終わって3対0と松山商リード。ピッチーの制球が定まらないところを松山商に攻め込まれて得点を重ねられ、攻撃ではチャンスは作るものの、いい当たりが野手の正面を突いたり、好守に阻まれたりで、あと1本が出ない。今治西にとっては苦しい試合の流れが続いた。

その流れをくい止めたのは今日も石垣投手の力投だった。5回、6回とピンチの場面を強気のピッチングで無失点で切り抜ける。

石垣投手の力投で少し流れが変わった6回裏の今治西の攻撃。今治西大野監督はここで勝負に出る。1死後、好投の石垣投手の打順で、東福選手を代打に送る。東福選手の鋭い打球はショートゴロになるが、これを1塁悪送球で2進、1死2塁のチャンスに。

続く7番曽我部選手もショートゴロ、しかしまたもやショートのエラーで1死1、2塁。8番中西選手が死球で1死満塁とチャンスが広がる。ここで9番桧垣選手がセンターオーバー、走者一掃のツーベースを放ち、3対3、今治西がついに同点に追いつく。

<↓殊勲の同点打を放つ今治西桧垣選手>

P1170777

今治西投手陣にとっては最後の切り札だった石垣投手を代えてまで勝負に出た大野監督の勝負師の勘はさすがだけど、それに応えた選手たちも見事だった。

石垣投手の後を託されたのは中内投手。7回、8回と制球に苦しみ、何度もピンチを迎えながらも、粘りのピッチングと野手の好守で何とか無失点で切り抜ける。

<↓最後まで粘り強いピッチングの今治西中内投手>

P1170765

逆に今治西は7回、8回と松山商堀田投手に三者凡退に抑え込まれる。同点に追いついたものの、まだ試合の流れは松山商にあった。

しかし、9回表、1死2塁のピンチを無失点で切り抜けると、今治西ベンチが勢い付く。9回裏、先頭打者の8番中西選手がサードへ絶妙のバントヒットを決め出塁すると、9番桧垣選手が送って1死2塁のサヨナラのとチャンス。続く1番池内選手が初球を振り抜いた打球はレフトオーバーのサヨナラヒット。4対3、劇的なサヨナラ勝ちで今治西が松山商を破った。

先頭打者の中西選手は打席に入るとき、ヒジ当てを付けていなかった。最初からバントヒットをねらって打席に入っていたのだ。サヨナラを呼び込む見事なねらいだった。

今日の試合、今治西にとってはまさに我慢の試合だった。勝因はやはり、今治西の選手たちが最後の最後まで我慢し続けたことだろう。そして最後は松山商に我慢で競り勝った試合だった。

今治西はこれでベスト4。今日の試合が四国大会への大きな山だったが、それを越えられたことで、四国大会も見えてきた。来週末の2試合のうち1つでも勝てば四国大会に出場できるが、ここまで来たからには、どうせなら準決勝を勝って出場を決めてもらいたい。その相手は川之石に決まった。実力があるうえに、勢いに乗る手強い相手だけど、一昨年夏の県大会のリベンジに期待したい。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2011年9月23日 (金)

今治西 VS 西条

秋の高校野球愛媛県大会1回戦の今治西と西条の対戦を観戦してきました。試合は終始今治西ペースで進み、快勝とまでは言えないまでも、4対1で西条を破り、明日の2回戦への進出を決めた。

【第1試合 今治西4-西条1】

先攻の今治西は1回表、西条先発の三好投手から1番池内選手が四球を選び、2番桧垣選手の送りバントで2進。3番笠崎選手がレフト前ヒットで続き、1死1、3塁と先制のチャンスを広げる。続く4番末廣選手がセンターに犠牲フライで1点先制。今治西、初回からいい流れで先制点を奪い、試合の主導権を握る。

今治西の先発はエース中西投手。先日の三島戦に続き、今日も最初から低目にコントロールよく投げ込み、上々の立ち上がりを見せる。

今治西は3回表、先頭の1番池内選手がエラーで出ると、2番桧垣選手は送りバント失敗するも、今日、当たっている3番笠崎選手がレフト前ヒットで1死1、3塁とチャンスをつくる。ここで4番末廣選手の打球はライト線に上がり、ライトが捕球するかと思ったが、これが抜けて2点タイムリー・ツーベースに。末廣選手は今日、3打点の活躍で、4番の仕事を果たした。

<↓4番の仕事を果たした今治西末廣選手>

P1170741

序盤に3点をリードしてこのまま勢いに乗るかと思った今治西は3回裏、ここまで好投していたエース中西投手が突如乱れてしまう。あれほど制球が良かったのにストライクが入らなくなり、2四球とヒットで1死満塁のピンチ。続く3番白石選手に押し出しの四球で1点を返される。

今治西はたまらず投手交代。背番号10、1年生右腕の石垣投手がマウンドに。石垣投手は1死満塁でいきなり4番西川選手と対戦することになり、非常に苦しい場面。しかし、石垣投手が投じた初球を打った打球はピッチャーゴロで併殺。たった1球でピンチを切り抜けた。

今日の試合、明暗を分けたのはこの場面だった。急きょの交代で苦しい場面の石垣投手に対し、西条4番の西川選手は、簡単に初球から打ちにいってしまった。打った結果はともかくとして、代わったばかりの石垣投手にとっては、大きなプレッシャーのかかる苦しい場面だっただけに、じっくり攻めてこられた方が嫌だったはずだ。

最大のピンチを無失点で脱した石垣投手は、これで調子に乗り、見事なピッチングを見せる。どっしりとした体格から、重くて球威のありそうな速球をコントロール良く投げ込んでくる。西条打線は振り遅れたり、詰まった打球ばかり。回を追うごとに投球内容が良くなっていった。

<↓素晴らしい力投を見せた今治西石垣投手>

P1170738

今治西は4回表、2四球にヒットで1死満塁のチャンス。2番桧垣選手のショートへの当たりが内野安打となり1点追加。4対1と再び3点差に。

しかし、その後は西条の2番手新土居投手の適度な荒れ球を絞りきれず、今治西打線も沈黙。中盤から終盤は両チームとも得点なく、そのまま4対1で今治西が逃げ切った。

立ち上がり調子の良かった中西投手の突然の乱調は誤算だったが、その後を継いだ石垣投手の好投が素晴らしかった。今治西、今日の勝因はこの石垣投手の好投だ。1年生投手陣が踏ん張り、4番打者が打ち、今治西にとってはいい勝ち方だった。

今治西は明日、松山商と対戦することになった。エース堀田投手をはじめ、駒がそろい安定した強さのある松山商を相手に、柔の中西投手と剛の石垣投手、まったくタイプの異なる左右の両投手の頑張りに期待したい。そして、大きな壁を何とか突破してもらいたい。

【第2試合 今治東2-川之石3】

今治市営球場の第2試合は今治東と川之石の対戦。1点を競い合うナイスゲームだった。

序盤から川之石の塩崎投手と今治東の渡邉投手の投手戦となった。両投手ともに、コントロール良く低目にボールを集めて打たせて取るタイプのピッチャー。序盤は、両投手の好投で両チーム無得点。

<↓好投する川之石塩崎投手>

P1170746

<↓きれいなフォームから素晴らしいピッチングの今治東渡邉投手>

P1170749

今治東は5回表、1死1、3塁のチャンスをつくると、4番渡邊選手(捕手)のセンターオーバー2塁打で1点先制。5番渡邉選手(投手)のタイムリーも続いてもう1点。4番、5番の活躍で2点を先制した。

しかし、6回裏の川之石、4番塩崎選手がライトオーバーの2塁打で出ると、次打者もヒットで出塁。6番佐々木選手のライトへのヒットで2点を返し、同点に追いつく。川之石のつながる打線は見事だった。

その後は両チームの投手が踏ん張り、両チーム得点なく、2対2のまま延長戦に突入。

10回裏の川之石、先頭の5番伊藤選手はレフト前にヒットを放つと、レフトの守備がボールをちょっとはじく間にすかさず2塁へ。次打者への投球時にリードが大きく、キャッチャーがセカンドに送球するが、伊藤選手は迷わずそのまま3塁へ走塁。見事な機動力で無死3塁とサヨナラのチャンスを作りだす。

今治東は満塁策。しかし、次打者にレフトへ弾き返されサヨナラ負け。今治東、渡邉投手が素晴らしい投球で接戦に持ち込んだが、最後は川之石にちょっとした隙を攻め込まれ、負けてしまった。

川之石は、何といってもサヨナラを作り出した伊藤選手、相手の隙を突いて、前へ前へねらっていく走塁は本当に素晴らしかった。川之石は、明日は済美と対戦することになった。今日のようにロースコアの接戦に持ち込んで頑張ってもらいたい。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2011年9月21日 (水)

秋の高校野球愛媛県大会組合せ

秋の高校野球愛媛県大会の組合せが決まった。組合せ表は⇒こちら

組合せを見てまず驚いたことは、新人戦初戦敗退の今治西が、まったくの予想外で第3シードに選ばれたことだ。しかも、1回戦の対戦相手はその新人戦初戦でコールド負けの大敗を喫した西条高校。因縁というか何というか。

そして、今治西のゾーンには西条高校のほか、松山商、八幡浜と強豪校ぞろい。まさに最激戦ゾーンに入ってしまったわけだ。

とはいえ、秋の県大会は各地区予選を勝ち抜いてきた16校からスタートなので、どのチームと対戦するにしてもそれなりに強いチームであることには違いはない。最激戦ゾーンの中でどこまで勝ち上がっていけるか、今治西の実力を試すにはちょうどいい組合せだ。

その他では、第4シードの小松と新田、第2シードの済美と東温など、1回戦から注目の好カードが多くて楽しみだ。

センバツへの挑戦権となる四国大会への出場校は3校。まずは、ベスト4に進出しなければならない。今治西の奮起に期待したい。

23日からの大会が楽しみだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年9月19日 (月)

今治西 VS 三島

今治市営球場で、秋季高校野球愛媛県大会東予地区予選、今治西と三島の試合を観てきました。

【今治西10-三島8】

乱打戦といっていいのかどうかよくわからない試合は、結果的には10対8で今治西が三島を破り、県大会への出場を決めた。

今治西の先発は背番号3の中内投手。1回表はまずまずの投球で三島打線を3者凡退、上々の立ち上がりだった。

今治西は1回裏、先頭の池内選手が四球で出ると、2番中西選手の送りバントが内野安打となり、無死1、2塁のチャンス。3番笠崎選手の送りバントを3塁悪送球で2塁走者生還し1点先制。続く4番末廣選手が右中間を破る2塁打でさらに2得点。次打者送りバントで1死3塁。6番東福選手のセンター犠牲フライでさらに1点追加で、この回一挙4得点。今治西が見事な先制攻撃で試合の主導権を握り、このまま大量得点で試合が決まりそうな勢いだった。

ところが2回表、今治西の中内投手が大誤算。ストライク、ボールがはっきりする上に、ボールが高め高めに浮き、甘く入ってきた高めの球を三島の各打者にセンター方向へ鋭く打ち返された。連打に押し出しの四球も含め、この回だけで一挙に7得点され、ワンアウトを取っただけで、たまらず2番手の中西投手に交代。代わった中西投手が後続を絶ったものの、7対4と逆転を許してしまう。徹底してセンター方向に強い打球を打ち返す三島の打撃は見事だった。

このまま三島が優位に試合を進めそうだったが、今治西は直後の2回裏、1死満塁のチャンスから相手のエラーで1点を返し、5対7と追い上げる。追撃ムードを盛り上げ、試合の流れを変える1点だった。

そして、勢いに乗ろうとする三島を阻止したのが、今治西の中西投手の好投だ。2回からの登板となったが、今日の中西投手は両コーナー低めにいいボールが決まり、三島打線を封じ込める。4回表、振り逃げで先頭打者を出し、盗塁とエラーで1点を失うが、それ以外はまったく危なげのない安定感のある投球を続けた。

<↓素晴らしいピッチングを見せた今治西エース中西投手>

P1170719

そんなエース中西投手の踏ん張りに今治西打線が奮起した。5回裏、エラーと四球でチャンスをつかむと、連打が続き、一挙4得点。9対8と逆転に成功する。

<↓今治西、期待の長距離砲東福選手、今日は6番ファーストでフル出場>

P1170723

今治西は続く6回裏にもタイムリーで1点を挙げ、10対8とリードを広げ、中西投手がそのまま三島打線を抑え込み、10対8で勝った。

乱打戦というよりは大味な試合だった。今治西は、2回表、中内投手が相手打線につかまり連打を浴びているのに、7失点するまで投手を交代しなかった。逆転できたから良かったものの、大量得点で相手を勢い付かせ致命傷になりかねない展開だっただけに、投手交代のタイミングには疑問を感じた。

今治西、今日の勝因は何といっても中西投手の好投に尽きる。両コーナー低目にボールを集められたのが良かった。そして、サウスポーから右打者のインローに投げ込むボールが非常に有効で、三島打線から多くの三振を奪っていた。今治西のエースとしては、久しぶりに三振の取れるエースだ。

これで県大会出場を決めた今治西。今日の試合では、投手力も計算できる安定ぶりだし、打線もなかなか活発だし、県大会もこの調子で頑張ってもらいたい。

それからこの試合、試合終了後に両チームの選手たちが整列しあいさつした後、三島の選手たちが今治西の選手たちに駆け寄り、両チームの選手たちが握手しながら言葉を交わしていた。秋の大会、しかも地区予選では見かけない光景だけど、とてもさわやかな選手たちだった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年9月18日 (日)

秋季高校野球中予地区予選

坊ちゃんスタジアムで、秋季高校野球愛媛県大会中予地区予選の3試合を観戦してきました。今日勝てば県大会への出場が決まる大事な試合、中予地区の強豪校がそろって登場し、見応えある熱戦が繰り広げられた。

【第1試合 済美3-松山工1】

松山工が済美相手に最後まで接戦に持ち込んだナイスゲームだった。敗れはしたものの、松山工のエース舛岡投手の好投が光り、済美打線に最後まで真芯で捉えさせなかった。

<↓好投した松山工のエース舛岡投手>

P1170662

済美は3回裏、2死からエラーのランナーが出ると、すかさず2盗。次打者の当たり損ないの打球がレフト線にポトリと落ちるラッキーなヒットで1点を先制。相手のミスを逃さない済美の攻撃は見事だったが、松山工にとっては惜しい1点だった。

松山工は4回裏にもランナーを2、3塁に置いて、ピッチャーの連続パスボールで2失点。済美打線に打たれていないだけに、もったいない失点だった。

松山工は5回表にタイムリーで1点を返し、3対1と追い上げるが、あと一歩の反撃ができなかった。

攻守にわたって試合の流れは松山工にあったと思うが、最後はミスが勝敗を分けた試合だった。

【第2試合 松山商5-伊予農0】

松山商のエース堀田投手が被安打1の完封と抜群の安定感を見せ、粘る伊予農を寄せ付けなかった。

<↓安定感抜群の好投を見せた松山商エース堀田投手>

P1170670

松山商が序盤に得点を重ね、一方的な大差の試合になるかと思われたが、中盤以降は伊予農の池本投手が踏ん張り、守備陣もノーエラーで盛り立て、締まったいい試合になった。

<↓好投する伊予農池本投手>

P1170677

伊予農にとっては守備は頑張っただけに、打撃が奮起したいところだったが、堀田投手の出来があまりにも良すぎたため、最後までチャンスを作れなかった。

それにしても松山商の堀田投手は素晴らしい投球内容だった。そして、松山商は選手の駒がそろい、チーム力も非常に充実していて安定感もある。現時点では県下トップレベルじゃないだろうか。

【第3試合 新田6-松山聖陵4】

初回に2点を挙げた新田に対し、聖陵は5回に4安打を集中し、一挙4得点で逆転。そのまま逃げ切るかと思われたが、8回に新田につかまり4点を奪われ、6対4で新田が逆転勝ちを飾った。

<↓第3試合は2階席から観戦、天然芝の緑と青空が美しい>

P1170705

聖陵は8回裏の大事な場面でエラーを連発したのが痛かった。1試合で4エラーと守備のまずさが逆転負けにつながってしまった。

新田は、1年生から活躍していた柚山投手がエースで4番でキャプテン。チームの大黒柱として頑張っていたが、今日のピッチングはそれほど良くなかったように思う。しかし、良くないなりに、序盤から叫び声を上げながら気合のピッチングを見せ、結局は聖陵打線を5回に打たれたヒット4本に抑えたことが勝因だった。

<↓雨上がりの青空>

P1170701

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年9月10日 (土)

今治西 VS 今治北

今日から始まった秋季高校野球愛媛県大会の東予地区予選、今治市営球場で今治西と今治北の対戦を観てきました。

シード校の今治北に、夏の甲子園出場直後の新人戦を初戦敗退した今治西が挑んだ一戦は、最後の最後まで互いに一歩も譲らない息詰まる投手戦が続いたが、1対0と1点ビハインドで迎えた8回裏、今治西打線が底力を見せ、いっきょ8得点、8対1と8回コールド勝ちを決めた。

今治西の新チームを見るのは今日がはじめて。エースは1年生左腕の中西投手。4番はサード末廣選手。キャプテンは1番ショート池内選手。3番はセンター笠崎選手。5番ファーストでスタメン、3番手でマウンドに立った中内投手と、甲子園経験組みがたくさん残り、新チームの投打の主軸として、今日の試合ではさすがの働きを見せてくれた。

今治西の先発はエース中西投手。甲子園のマウンドに立った自信からか、今日の試合では最初から落ち着いて余裕のあるピッチングが光った。球速はあまりないものの、うまく緩急をつけた投球が冴え、3回まではパーフェクトピッチング。ここぞというときには三振も取れていた。しかし、全体的にボールが高かったのが気がかりだ。

<↓今治西先発エース中西投手>

P1170523

今治北の先発はエースの白石投手。右腕変則モーションからまずまず球威のあるボールを低目に投げ込んでいた。今治西打線は、1回から3回まで先頭打者を塁に出し、得点圏にランナーを進めるも、白石投手の低めに決まる球を打ち上げて、外野フライアウトで得点につながらない。

<↓好投が光った今治北エース白石投手>

P1170525

今治西、中西投手はその後も今治北打線を凡打に打ち取っていたが、5回表、今治北6番キャッチャー越智選手にレフトポール際に飛び込む本塁打を打たれ、1失点。チーム2本目のヒットが先制ホームランで、今治北が試合の主導権をつかむ。

勢いに乗った今治北は、6回表にも連続四球で追加点のチャンス。今治西はたまらず投手交代。背番号10、1年生右腕の石垣投手をマウンドに送る。4番の白形選手を敬遠で2死満塁。5番打者との勝負となった。

石垣投手はどっしりとした体格から球威のあるストレートをどんどん投げ込んでくるタイプ。絶対絶命の場面でも度胸あるピッチングが見事だった。フルカウントからファウル4本と粘るバッターとの勝負は、手に汗握る最高の見せ場だった。最後はセカンドゴロに打ち取り、今治北に追加点を許さなかった。

<↓今日の試合のキーパーソン 今治西石垣投手>

P1170530

しかし、この時点でも依然として主導権は今治北。今治北の白石投手は尻上がりに調子が良くなり、今治西打線は中盤以降、沈黙が続いた。やっと出たランナーもけん制アウトになったり、頭を越えそうなラーナー当たりも外野手に好捕されるなど、試合の流れは完全に今治北。

今治北は、8回表にも四死球で2死2、3塁と今治西3番手の中内投手を攻め立てる。ここで中内投手は、本塁打を打っている6番越智選手をライトフライに打ち取り、今治西はまたもや追加点を阻止した。

<↓今治西3番手中内投手>

P1170534

それでもまだ試合の流れは今治北。今治北の白石投手はこのまま完投シャットアウトしそうな勢いだった。しかし、疲れが出てきたのか、8回裏の今治西、先頭の途中出場東福選手が右中間を破る2塁打。今治西、この試合、初めての長打で流れを引き寄せた。9番桧垣選手の送りバントがフィルダースチョイスとなり、無死1、3塁とチャンスを広げると、1番池内選手が右中間を破る2塁打で2得点、2対1と逆転に成功。

こうなると今治西打線が勢いに乗る。怒涛の攻撃でその後一気に6点を追加し、8対1、コールドゲームで今治北を破った。

最後はコールドゲームになったが、8回表までは息詰まる投手戦。地区予選の1回戦で対戦するにはもったいないようなナイスゲームだった。

今治西の勝因は、なんといっても苦しい試合展開の中、今治北に追加点を許さなかった3人の投手陣の踏ん張りだ。特に、6回表の今治北2死満塁フルカウントからの攻防が、今日の試合の勝敗を分けた。あの場面を無失点で切り抜けた石垣投手の力投が今治西に勝ちを引き寄せた。1年生投手だけに、今後の活躍が楽しみだ。

いっぽう、今治北は白石投手が今治西打線を抑えている中盤から終盤に追加点が取れなかったのが敗因だ。また、2番手以降の投手陣のレベルアップが課題だろう。

今治西の新チーム、旧チームに比べると攻撃力の低下は否めないが、投手層は充実しているように思われる。甲子園出場組みが自信あるプレイでチームを牽引している姿が印象に残った。この調子で一戦一戦勝ち上がってもらいたい。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧