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2011年7月21日 (木)

燕岳~大天井岳~常念岳(2011.7.15~7.18)その2

【7月17日(日)】

雪上テント泊のため、夜中に背中が冷たくて何度も目が覚めてしまう。一度、トイレへ行きたくなりテントを出てみると、満点の星空。どうやら今日も最高の晴れ空が期待できそうだ。

午前3時30分起床。テント内でササッと朝食を済ませ、荷物をザックに詰め込み、テントを撤収して出発の準備。準備をしているうちに、東の空が徐々に明るくなってくる。一面が雲海に覆われているため、下界はまったく見えない。

<↓本日の朝食は五目御飯と味噌汁、おいしかったぁ>

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<↓だんだんと東の空が明るくなってゆく>

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<↓ご来光を待つ人たち> 

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時間が経過するにつれ、空がどんどん明るくなり、午前4時30分過ぎ、東の雲海から太陽が姿を見せる。雲海を照らすご来光が神々しい。周辺の山々が少しだけ赤く染まったが、モルゲンロートまではいかなかった。でも今日もいい天気。最高の景色に期待が高まる。

<↓ご来光>

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今日の予定は、燕山荘から表銀座を通って大天井岳経由で常念小屋まで縦走する延長12kmにおよぶロングコースだ。北アルプスの中心部を縦走する、今回の山行の文字通り山場となる一日なのだ。

午前5時、テン場を引き上げ、燕山荘のテラスに立つと、目の前には朝日を浴びて輝いている槍ヶ岳が屹然とそびえ立っている。まさに圧倒的な景色だ。燕岳に目をやると、朝日に輝き優美な姿を見せている。本当に美しい山だ。しばらくの間、テラスに立ったままアルプスの山々の絶景に見惚れてしまった。

<↓朝日に輝く槍ヶ岳の雄姿>

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<↓燕岳の優美な姿>

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午前5時30分、燕山荘を出発、表銀座に乗って大天井岳を目指す。表銀座の魅力は何といっても、右手に槍ヶ岳の雄姿を見ながら、雄大な稜線を何時間も縦走できることだ。こんな贅沢な登山コースはそうそうあるものじゃない。かなりのアップダウンがあるものの、槍ヶ岳と対峙しながら、朝の気持ちのいい空気の中、快適に歩いて行く。

<↓本日歩く表銀座の縦走路とその後に槍ヶ岳>

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しばらく進むと、左手に遠く富士山とそれに次ぐ北岳や八ヶ岳も見えてきた。日本を代表する山々を見ながら歩けるなんて、さすがは表銀座。最高の贅沢、最高の気分だ。

<↓雲海から頭を出した富士山や北岳>

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今日はこのコースを縦走する登山者も多く、途中で何度も立ち止まって写真を撮影しながら歩く僕たちは、後続者に次々追い越されてゆく。でも、こんな贅沢な絶景の中を早々と抜けてしまうのはもったいない。刻々と表情を変える槍ヶ岳やアルプスの山容を何度も何度もカメラに収めながら、ゆっくりと歩を進めていく。

<↓朝日の中の表銀座>

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<↓振り返ると雲の間から立山や剣岳>

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<↓槍に向かって表銀座を進む>

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<↓大天井岳も近づいてきた>

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3時間半ほどかかって、槍ヶ岳へと続く表銀座と、常念岳への縦走路の分岐に到着。僕たちはここで表銀座とはお別れして、常念岳へと向かう。まずは、大天井岳へ一気に登る急峻な巻き道が待ち構えている。休み休み登って行くが、ここは本当にキツイ。「一歩一歩、一歩一歩」とマントラのように心の中で唱えながら、足を前に出していく。

<↓大天井岳へと伸びる縦走路>

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<↓大天井岳と槍ヶ岳>

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<↓槍ヶ岳と常念岳の分岐も見えてきた、僕たちは左側の巻き道へ>

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<↓鞍部から大天井岳に取り付くハシゴ>

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<↓喜作新道を造った小林喜作のプレート>

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<↓喜作新道のいきなりの登り>

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30分ほど登って、やっと大天荘に到着。多くの登山者が休憩したり、食事を食べたりしている。ここまで来れば、大天井岳は目と鼻の先。僕たちは少し休憩し、ザックを置いて空身で山頂へと向かう。

<↓大天荘に向かいキツイ登りが続く>

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<↓見下ろすと朝から歩いてきた縦走路が、ものすごい高度感だ>

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<↓やっと大天荘に到着>

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空身で歩くとこんなにも楽なものなのかと思っているうちに、わずか10分ほどで大天井岳(おてんしょうだけ)山頂に到着。標高は2922mと、3000mには及ばないが、この周辺では最高峰だ。そのため、山頂からはまさに360度の大展望。槍ヶ岳は目の前に大きくそびえ立ち、多くの雪が残った涸沢カールを抱えた穂高連峰もすぐ近くに見える。

<↓大天荘から大天井岳山頂へ向かう>

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<↓今回の山行でふたつ目のピーク大天井岳山頂、標高2922m>

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晴天に恵まれ、まさに最高の絶景だ。山頂に立って、アルプスの絶景を眺めていると圧倒的な感動が込み上げてくる。それは、しんどい思いをしてここまで登って来た者だけが味わうことを許される最高に贅沢な感動だ。

<↓槍ヶ岳がこんなに近くに>

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<↓涸沢カールに北穂、奥穂、吊り尾根、前穂と続く穂高連峰>

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<↓手前に槍まで続く表銀座、奥に槍穂の山々>

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山頂で圧倒的な感動を味わった後、大天荘に下りて昼食を食べる。ここまでで、今日の行程の半分ほど。まだまだ先は長い。しばらく休憩して、後半戦に備える。

<↓山頂から見下ろすと、この後歩いて行く大天荘から続く稜線が>

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(その3に続く)

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コメント

まさに、憧れのモルゲンロートです!!
すてきな写真をありがとうございます

投稿: 由美 | 2011年7月22日 (金) 01時32分

由美さん、晴天に恵まれ、アルプスはまさに雲上の別天地でした。
家に帰った途端、また行きたくなってきました(笑)

投稿: ハートフィールド | 2011年7月23日 (土) 00時18分

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