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2011年3月 5日 (土)

堂ガ森登山(2011.3.5)

仲間3人で今シーズン最後の雪山登山のつもりで保井野登山口からニノ森をめざす。結果、スタミナ切れと時間切れで堂ガ森止まりとなったが、今日の堂ガ森は僕たちが山ごと貸切状態で、素晴らしい晴天と景色に恵まれ、今シーズン最高の雪山登山を楽しめた。

堂ガ森へと向かうのは今年1月下旬以来、ほぼ1ヶ月半ぶり。そのときはあまりの積雪の多さに途中撤退。今日も雪の状況が心配ではあったけれど、保井野登山口付近にはほとんど積雪なし。昨日からの冷え込みで降った新しい雪が少し残っている程度。

▼登山口付近の積雪状況

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それでも高度を上げていくにつれ、ふかふかの新雪が少しずつ深くなっていく。誰のトレースもついていない真っ白な雪道を登って行くのは気分がいい。から池まではアイゼンなしで登れるかと思っていたが、少し手前で積雪が多くなってきたのでアイゼン装着。

1時間半近くかかってから池に到着。やはりアイゼンを装着して、保井野の登りはキツイ。休憩をするが、風もなく暖かい。

から池を過ぎると急に積雪が多くなる。10~20cm程度だろうか。それでも、ところどころ踏み外すと足がズボッと入り込んでしまう。注意しながら登って行く。

▼水場手前

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水場を過ぎてからの急登はハンパじゃない。雪が積もって登山道もよくわからない。どうせ道がわからないならってことで、直登でぐんぐん高度を上げていく。こんなことができるのも雪山ならではだ。道がわからないので、どこにたどり着くのかって思いながら、直登で急斜面を登り切ると、梅ガ市分岐に出て、突然、パーッと視界が開けた。一面、新雪で真っ白だ。そして、空は素晴らしい青空だ。空気も澄んで、遠くの景色もクリアに見える。

▼水場を過ぎてからの急登

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▼梅ガ市分岐周辺は一面の雪

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梅ガ市分岐から堂ガ森までの登りもキツイ。雪が深いうえに、踏み外すとズボッと沈み込んでしまう。途中で何度も何度も休みながら登って行く。

▼堂ガ森が見えてきた、真っ白だ

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そして、ついに堂ガ森の肩に到着。目の前に鞍瀬の頭の雄大な姿がバーンと飛び込んでくる。何度登っても感動的な瞬間だ。特に今日の鞍瀬の頭は雪で真っ白だ。背景の完璧な青空とのコントラストも最高に美しい。僕が今まで見た鞍瀬の頭の中で、間違いなく今日がもっとも白く、もっとも美しいかもしれない。

▼鞍瀬の頭の雄大な姿

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▼堂ガ森

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▼梅ガ市分岐方面を見下ろす

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圧倒的な景色にしばし見とれた後、堂ガ森の山頂へ。ここまでの登りでスタミナを消耗し、時間もかかったことから、今日はニノ森はあきらめ、堂ガ森止まりに。

▼堂ガ森山頂

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▼堂ガ森山頂から鞍瀬の頭を望む

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▼石鎚山弥山をアップで

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そして、北面斜面を下り、最後は直下して愛大小屋に到着。愛大小屋を貸切で昼食にする。きれいな小屋の中は快適で、1時間以上もまったりと過ごしてしまった。地上とはまったく別世界。あまりにも爽快で下りるのがイヤになった。

▼愛大小屋めざして直下

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▼愛大小屋

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▼愛大小屋から本日の山頂コーヒー

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▼霧氷と青空

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▼最後にもう一度 鞍瀬の頭

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下山時には気温も上昇し、雪が解けかけていた。とくに、梅ガ市分岐から水場までの急斜面では、表層に積もった雪が雪崩現象を起こし、何度も滑り落ちそうになった。どうせ滑るならってことで、急斜面を尻セードで直下したが、これは文字通り命がけだった。

それにしても、やはり保井野から堂ガ森のコースはハードなロングコースだ。今日も本当に疲れきった。しかし、このハードなしんどさの先にある鞍瀬の頭のあの雄大で美しい景色は何ものにも代え難い。あの景色を求めて、次もまた登ってしまうことだろう。

雪山シーズンも最後だろうかって思われる今頃になって、今シーズン最高の雪山登山を堪能した今日一日だった。

そしてそして、登山の帰り道、同行していた風来男さんのフライフィッシングを見せてもらった。鞍瀬渓谷の美しい流れの中で、優美なループを描くフライフィッシングはまさに「リバーランズ・スルー・イット」の世界だった。

▼風来男さんの雄姿

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<本日の登山>

自宅発5:00→「保井野登山口」6:40着~6:55発→「から池」8:20着~休憩~8:30発→「水場」9:22→「梅ガ市分岐」9:52着~休憩~10:05発→「堂ガ森山頂」10:58着~休憩~11:32発→「愛大小屋」11:50着~昼食~13:15発→「堂ガ森の肩」13:35着~13:40発→「梅ガ市分岐」14:04→「水場」14:45→「から池」15:30着~休憩~15:40発→「保井野駐車場」16:50着~17:10発→自宅着19:10

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コメント

今回もお疲れ様でした
登山当日にブログを書かれるとは、さすがですね。
僕はバテバテで、あっさり寝てしまいました

ニノ森まではたどり着けませんでしたが、音のない静かな中、冠雪した鞍瀬の頭をゆっくり眺めたひと時は、本当にぜいたくでした。
この時間をつかまえるためにひたすら登る時間も、保井野コースならではの魅力でしょうか。
次回も、やっぱり保井野から登ってしまいそうです

それにしても風来男さんのフライフィッシングはカッチョ良かったですね
あのタフさと趣味を極めた感じは、シブさを感じましたよ。

投稿: ノラえもん | 2011年3月 6日 (日) 17時36分

ノラえもんさん、昨日はお疲れ様でした。
堂ガ森止まりとはなりましたが、予想外に楽しい雪山登山になりましたね。
やはり保井野コースはキツイ。
でもキツイからこそ、その先にあるものに大きな魅力を感じるんでしょうね。

風来男さんのフライフィッシング、決まってましたね。
山登りにフライフィッシング、まさにアウトドアの醍醐味ですよね。

投稿: ハートフィールド | 2011年3月 6日 (日) 20時25分

ハートフィールドさん、ノラえもんさん、お疲れ様でした。

昨夜は、素晴らしい景色の余韻に浸りながら、ついついお酒も進んでしまい、酔いと疲れから爆睡しました。

それにしても、鞍瀬の頭の美しい景色が今も頭から離れません。
次回、あのトレースを二ノ森目指して登って行くのが今から楽しみです。もちろん保井野から。

最後はちょっと無理しすぎました。
何分、腕が今一なものでお見せすることができなかったのですが、水面を流れるフライ目掛けて、魚が飛び出すのを見ると癖になるはずです。
きっと、低温○○○○にも負けないと思いますよ。

投稿: 風来男 | 2011年3月 6日 (日) 23時15分

風来男さん、土曜日は登山にフライフィッシングにとお疲れ様でした。
雪の鞍瀬の頭の絶景、最高でしたね。
これだから保井野コースは止められませ~ん。

次回こそは鞍瀬の頭を越えてニノ森まで行きましょう!!
もちろん保井野からですよ

フライフィッシング、決まってましたね!
ブラッド・ピットに見えましたよ

投稿: ハートフィールド | 2011年3月 7日 (月) 00時06分

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