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2008年12月24日 (水)

カラヤン/ベートーヴェン交響曲全集

自分自身へのクリスマス・プレゼントとして、カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団演奏のCD「ベートーヴェン交響曲全集」を買った。今年2008年は、ヘルベルト・フォン・カラヤンの生誕100年にあたる記念の年ということで、もっともカラヤンらしいCDをと思い、「ベートーヴェン交響曲全集」にした。

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映像作品を含めると、カラヤンは生涯に実に6種類ものベートーヴェン交響曲全集を残したが、今回、僕が買ったのは1970年代にベルリン・フィルと録音した交響曲全集だ。帝王カラヤンと世界最高峰のオーケストラ、ベルリン・フィルのコンビがもっとも輝き、最高の高みに達していた時期が1970年代ではないだろうか。

当時、60歳代のカラヤンは完璧主義に円熟味を加え、充実のときを迎えていたし、そのカラヤンに徹底的に鍛え上げられたベルリン・フィルは重厚でありながら精緻で美しいサウンドを極め、この両者が奏でる音楽はまさに世界最高峰に達していた。

僕がクラシック音楽を聞き始めた1980年代、ベートーヴェンの交響曲といえば、カラヤン&ベルリン・フィルとカール・ベーム&ウィーン・フィルが二大巨峰だった。当時の僕は、カラヤン&ベルリン・フィルのベートーヴェンはあまりにも軽やか過ぎると感じられてあまり好きじゃなかった。でも、今になって改めて思うのは、カラヤン&ベルリン・フィルの演奏は本当に素晴らしい演奏だ。

さっそく交響第6番へ長調「田園」を聴いてみた。素晴らしく美しい演奏だ。特に終楽章、感謝の牧歌を演奏する弦楽器の美しさといったらまったく言葉では表現しきれない。カラヤンによって徹底的に磨き上げられたベルリン・フィルが奏でる音は、どこまでもなめらかで、つややかで、美しすぎる。ここまでいくと、この音楽に対して賛否両論が出るのももっともだ。しかし、芸術の極限、美の極限に達していることは間違いない。あとは、それが好きかどうかの好みの問題だ。僕はもちろんこの美しさが好きだ。

この交響曲全集にはCD6枚組みで、ベートーヴェンの序曲が6曲収録されているのもうれしいところ。今度の年末年始の休暇でゆっくり味わいながら聴こうと思う。

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