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2008年10月14日 (火)

ウィーンの音楽家の像②

先日はウィーンの市立公園にある音楽家の像について書いたけれど、今日はウィーン市内にある音楽家たちの像について。

音楽の都ウィーンには有名な音楽家たちゆかりの地、場所がたくさんある。また、ウィーンで活躍した音楽家たちの像や記念碑が街のそこかしこにあり、それらを訪ねて歩くのも、クラシック音楽好きにはたまらないものなのだ。ウィーンの街は小さな街なので、そうした音楽家たちゆかりの場所をゆっくりと歩いて巡ることができる。

そんな音楽家の像の代表といえば、やはりモーツアルトの像だろう。ウィーンを訪れた観光客なら必ず訪れるであろう王宮(ホーフブルク)のすぐ隣、王宮公園の緑豊かな庭園の中にあるモーツアルト像だ。ウィーンの観光名所として、多くの旅行者が訪れて記念写真を撮影していた。

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モーツアルトが来れば次はベートーヴェン。市立公園から有名なコンサートホールであるコンツェルトハウスへ向かう大きな道路沿いに、ベートーヴェン広場と呼ばれる小さな広場があり、その中にベートーヴェン像がある。昔、学校の音楽室で見たあの険しい表情をしたベートーヴェンの座像だ。こちらのベートーヴェン像は、観光名所とは離れた場所にあるため、観光客が訪れることもなくひっそりとその偉容を誇っている。

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ベートーヴェンに続いてはブラームス。ウィーン・フィルの本拠地としても有名な楽友協会の道路一本はさんだ向かい側に緑豊かなカールス広場がある。その中に白亜のブラームス像がひっそりと建っている。ベートーヴェン像の偉容と比べると、このブラームス像は静かに下を向いており、いかにもブラームスらしい。場所はウィーン観光の中心地に近いのだけど、あくまで地味に存在しているブラームス像には気付く人も少なく、ますますブラームスらしいのだ。

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ブラームスとは正反対の音楽的立場をとったリヒャルト・ワーグナー。あまりウィーンとの関係はなさそうだけど、若かりし頃、ウィーンに滞在していたことがある。そのときの滞在先が有名なホテル・インペリアル。日本の皇族も宿泊するという伝統と格式のあるホテルだ。このホテルの入口近くの壁に、ワーグナーが滞在していたことを記載したプレートが設置されている。インペリアルを見に来たり、ケーキを買い求める人は多いが、ワーグナーのプレートに気付く人はほとんどいない。

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ワーグナーとくればその弟子ともいえるブルックナー。市立公園にブルックナー像が建てられていることは前に書いたが、有名な観光地にブルックナーのプレートが設置されている。誰もが訪れるベルヴェデーレ宮殿だ。最晩年に歩くこともままならなくなったブルックナーに、時のオーストリア皇帝はベルヴェデーレ宮殿内に住居を与えた。それが宮殿の使用人の家で、ブルックナーは死を迎えるまでここで暮らした。その使用人の家にブルックナーの記念プレートが設置されているのだけれど、宮殿を訪れる多くの人々は、宮殿の美しさに目を奪われ、使用人の家には目もくれない。

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芸術の秋、クラシック音楽を聞きながら、はるかウィーンに思いを寄せることにしよう。

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