2009年7月11日 (土)

THE SONGWRITERS

NHK教育テレビで放送された「佐野元春のザ・ソングライターズ」を見た。先週(7/4)の第1回と今日(7/11)の第2回にわたり、小田和正さんをゲストに迎え、とても興味深く、おもしろい内容だった。

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「THE SONGWRITERS 佐野元春のザ・ソングライターズ」は、立教大学文学部100周年記念事業として、同大学の卒業生でもある佐野元春氏が企画構成する「ザ・ソングライターズ-音と言葉の創作ノート」と題する公開講座の様子を収録した番組だ。

その講座は、佐野元春氏自身が司会を務め、日本を代表するようなソングライター(作詞家)をゲストに迎え、「歌詞」、音楽における「言葉」をテーマに探求していく対話形式の公開講座だ。

その公開講座の最初のゲストが小田和正さん。小田和正といえば、日本を代表するようなメロディ・メーカー(作曲家)でありソング・ライター(作詞家)であるけれど、司会の佐野元春が小田和正の音楽創作の裏側をとてもうまく引き出してくれた。メロディだけでなく、聞く者の胸を振るわせる小田和正の歌詞だけど、実は小田和正は歌詞を書くのが好きではないといった話や、メロディもささっと浮かんでくるのではなく、もっといいものをもっといいものをと求めていくうちに出来上がるといった話など、興味深い話が尽きなかった。

特に、名曲「言葉にできない」の歌詞では、言葉では表し切れない感情を「la la la」というスキャットで表し、その「la la la」の後にまず「哀しくて言葉にできない」という歌詞がきて、最後には「la la la」の後に「嬉しくて言葉にできない」という歌詞がくるところが小田和正のソングライターの真骨頂である、との佐野元春の言葉は本当に感動的だった。

小田和正の話も良かったが、佐野元春の司会も本当に素晴らしかった。クレバーでセンシティブな佐野元春の魅力にも触れられる、とてもいい番組だった。

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今後、さだまさし、松本隆とゲストが続いていくようなので、次回以降も見逃せないのだ。

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2009年7月10日 (金)

北アルプス断念

一週間後に予定していた北アルプスへの登山、結局、3連休の前も後も休みが取れないため、今回は断念せざるを得なくなった。すっかり行く気になり、準備も万端整えていただけに非常に残念だけど、有休が取れないのでは致し方ない。

このうえは、9月に5連休があるので、このときには何としても北アルプス・デビューを飾りたいと思う。

そして、今度の3連休は、高校野球観戦漬けで過ごしてやろうと思っている。

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2009年7月 9日 (木)

『三国志(二)』/吉川英治著

吉川英治著の『三国志(二)』をようやく読破した。2月下旬に1巻を読み終えた後、すぐに読み始めたのだけど、なかなか読書時間を確保できなかったり、途中で中断して『1Q84』を読んだりしたため、4ヶ月以上もかかってしまった。しかし、700ページ以上に及ぶ物語は壮大で読み応え充分だった。

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2巻では、黄巾の乱の後、董卓、呂布、孫堅、猿紹などなど群雄が割拠する戦乱の世を迎える。そんな中、曹操が天下を取り、強大な権力を誇るようになるが、諸侯の間では打倒曹操の機運が日増しに盛り上がっていく。いっぽうの玄徳は時勢に飲まれ、何とか逃げ延びるのが精一杯の情勢に陥る。

味方が敵になり、敵が味方になり、くっついたり離れたり、裏切ったり、密告したり、天下の覇権をかけ、まさに男たちの権謀術数が繰り広げられていく。次々に登場する英傑たちのキャラクターのおもしろさと相まって、歴史の壮大なロマンを感じる。

そんな壮大な歴史ロマンのようやく2/5を読んだことになる。3巻ではいよいよ諸葛孔明が登場し、物語もますますおもしろくなっていきそうだ。

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2009年7月 8日 (水)

『1Q84』と『地獄の黙示録』

村上春樹の最新長編小説『1Q84』を読みながら僕は、フランシス・コッポラ監督の映画『地獄の黙示録』のことを思った。

主人公の青豆が、カルト集団のリーダーを殺しに行くという『1Q84』のストーリーは、ベトナムの奥地に王国を築いたカーツ大佐を主人公のウィラード大尉が暗殺に行くという『地獄の黙示録』のストーリーを想起させるし、苦痛から解放されるために自ら殺されることを望んでいるカルト集団のリーダーは、恐怖から逃れるために殺戮されることを望むカーツ大佐を髣髴とさせる。そういえば、村上春樹が『地獄の黙示録』について論じているのを昔どこかで見た覚えがある。

<↓マーロン・ブランド演じるカーツ大佐 圧倒的存在感を示す演技だった>

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どちらも人間の闇の奥を扱った難解で重たいテーマだ。『1Q84』を読んで僕は、『地獄の黙示録』の原作とも言われているジョセフ・コンラッドの小説『闇の奥』を読みたくなった。

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2009年7月 7日 (火)

マーラーの誕生日

今日、7月7日は七夕。そして、作曲家グスタフ・マーラーの誕生日だ。

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1860年7月7日、オーストリアのボヘミア領(現在のチェコ)生まれということなので、今から149年前ということになる。クラシック音楽の世界では新しい作曲家であるマーラーも、ほぼ150年前に生まれた人となると、さすがに昔の人って感じだ。

1911年5月16日、50歳でオーストリアのウィーンで亡くなったマーラーは、後期ロマン派の最後を飾った作曲家だ。作曲家としてばかりでなく、指揮者としても活躍したマーラーは、その活動時期がちょうど19世紀末から20世紀初頭にかけてであることから、19世紀と20世紀の橋渡しをした音楽家とも言われるが、バッハ~ハイドン~モーツァルト~ベートーヴェン~シューベルト~ブルックナーと続いてきたいわゆるクラシック音楽の終焉を飾った音楽家と言えると思う。もっと言えば、マーラーがいわゆるクラシック音楽の止めを刺したと言えるかもしれない。

<↓マーラー愛用のピアノ(ウィーン国立歌劇場)>

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そんなマーラーの誕生日にあたり、今日は、マーラーが残した音楽の中で僕がもっとも好きな音楽、交響曲第3番二単調の最終楽章を聴いた。「ゆったりと 安らぎにみちて 感動をもって」とマーラー自身によって指示されたアダージョ楽章は、マーラーが作曲したもっとも感動的な音楽だ。

僕の愛聴盤は、レナード・バーンスタイン指揮、ニューヨーク・フィル演奏の新盤の方で、とうとうと流れゆく大河のような演奏は、バーンスタインのもっとも感動的な音楽のひとつだ。

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